短編2
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奥尻島

以前私の家族と当時の彼と家族旅行に行った時の話です。

海やら食べ物やらで楽しんで、奥尻島のつなみの話を聞いたりして、そして夜がきました。

彼と私はバカだったので、夜中のデートみたいな感じで車で出かけました。

海を見ていると石をたくさんつんだ、いわゆる賽の河原がありました。

私たちはバカすぎたので、そこに入って石に触ったり、写真をとったりしてみました。

そうしたら気のせいかなんだか急に風が強くなってきて、怖くなったので慌てて旅館に帰りました。

帰ったら家族はみんな寝ていました。

私たちもすぐ布団に入りましたが、ものすごい風で窓がばたばたいって、なんか怖くて世間話をしていました。

その時です。

ばんっ

と音がして、部屋のドアが開きました。

私はびっくりしてドアを見ました。

逆光で真っ黒でしたがそこには人がいました。

背たけは中学生くらい。

ただだまってたっています。

彼氏を見たら彼氏もドアを凝視して固まっていました。

私は、あ、弟がトイレから帰ってきたのかもと思いました。

ゆうき、トイレかい

私が声をかけると、

ドアがまたばんっとしまりました。

。。。

ぎゃ~ヽ(*`□´*)/

っとなりました。

怖いよ怖いよ。

一応ゆうきがいるか確認しましたが、普通に寝てました。

なにあれ。ついてきちゃったのそれとも旅館の人

次の日母にその話をして、旅館の人が夜見回りをしているか聞いてもらいましたが、そんな事はありえないと言われました。

賽の河原って、親より先に亡くなった子供の供養の場所ですよね。

今思うとすごく悪いことをしたなって気がします。

後日写真を現像したら賽の河原の写真はオーブみたいなのがめちゃくちゃうつってて、全部捨てました。

本当に幽霊だったかはわからないけど、もうああゆう事はしません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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