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短編2
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雪の日

この話は今から7年ぐらい前の事です。

自分は奈良に住んでいるのですが冬に雪が降ることはあっても なかなか積もるまではいかないのです。

ですが その日は何十年に一回ぐらいの積雪量でお昼頃に降り出した雪は あっという間 積もり仕事にクルマで来ていた自分は帰ることも ままならない状態でした。

次の日も仕事が早かったのでエンジンをかけながらクルマで寝ることに決めたのです。

クルマで寝ることに馴れてない自分は なかなか寝ることができないでいると

いきなりエンジンが止まったと同時に金縛りになったのです。

しばらくするとクルマのボンネットの上に誰かが座っているのです この雪降る寒い夜中に。

直感的に生きている人ではないと感じました。

ボンネットから視線を横にすると助手席に中年の男性が座っているのです。

あまりの恐怖で目を閉じるとブツブツ横のオッサンが何かを言っているのです。

「俺のせいやない」と繰り返し 怖いながら目を開けると ボンネットの上にいた何かがフロントガラスに顔をつけ中を覗いている その顔は鬼そのものでした。

そいつはガラスを破ることなく手を伸ばし横のオッサンの首を捕まえると同時に引っ張りだし去って行ったのです。

その瞬間エンジンがひとりでにかかり金縛りが解けたので怖いながら 外に出るとボンネットの上が丸くあたかもさっきまで何かがあったみたいに雪が積もってなかったのです。

急いでクルマに乗り雪で動くことも出来ず朝まで起きていました。

自分が見た鬼みたいな顔をしたものは角などは見えませんでしたが下から牙が生えオッサンを捕まえた その腕は毛むくじゃらでした。

いったい何者なんでしょう?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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