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短編1
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ありがとう

おととい、私の彼氏が死んだ。 18歳という若さだった。

死因は友達と大喧嘩して、ナイフで左胸を刺されたから。

はっきりいってこんなこと書きたくない。

だけど知ってほしい。この地球上で、たった一つだけど命が消えたことを。

私は泣いた。思いっきり泣いた。カミソリで手を切りまくった。 

親友の夏紀に止められた。

夏紀も泣いていた。

そんなことしたらアイツ悲しむって。

最高に彼氏を殺した奴を殺したくなった。

悔しい。春輝を生き返らせて!!

春輝を殺した奴はたかが少年院に入るだけで

能天気に生きていく。

そんなことに私は許せなかった。

一人にしてといい、私は夏紀と 別れた。

家で泣いた。泣くだけしかできない自分にむかついた。

すると携帯に着信が入った。

私は目を見開いた。

この曲……春輝に設定していた…

私は携帯を開いた。

メール一件。

春輝からだった。

ありがとう。

とかかれていた。

たった6文字だけど

涙が流れ落ちた。

私こそありがとう。今まで楽しかったよ……

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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