私は中学の頃ニキビが凄くてフジツボと言うアダ名がついて虐められていた。
同じくニキビが凄い子もいたのに根暗だった私はそれだけでイジメの対象になった。
毎日毎日学校に行くのが嫌だった。
母親もちゃんと顔洗ってるの?何でそんなに汚いの?と、罵った。
父は無関心。そのうち治るだろう。いちいち騒ぐんじゃない!
の一言。
周りはただのイジメの対象、母はイライラの対象でしかなかったと思う。
私は毎日のいじめに耐え切れず自殺を考えた。
考えてるうちに自殺した方が楽なんじゃないかと真剣に考える様になった。
そして私は夜中の教室に忍び込み首をつった………
そしてイジメた奴らに復讐してやると誓った。
次の日朝1番で登校してきた奴はわたしが見えてない様に普通に振舞っていた。
その次に来た奴らも。
そして先生までも。
どうやら夢だったらしい。
朝、母にいつまで寝てるの!と叱られ目が覚めた。
そして、母は年頃なんだからしょーがないよと言った。
あれ?
私はフジツボと言われ続けて母にも汚いと言われ自殺しようとしたんじゃ…
鏡を見ると相変わらずニキビは汚くいつも通りある。
でもなんだろう。
母の一言で心が強くなれた気がした。
あの時本当に自殺していたら…。
それ以来くだらない事を考えるのは止めた。
そしたら段々と強くなっていく気がした。
自然に友達も出来た。
あの時夢じゃなかったら…
と思うと今でも怖い。
作者sun
怖くもない話しをつい出来心で…