ある男が死んだ
男は仏様に天国と地獄を
見せてくれとたのんだ
優しい仏様は
その男に天国と地獄を
見せてくれた
まずはじめに男と仏様は
地獄に行った
地獄は空気が綺麗で美しい花が咲いた
そして食事の時間になると
大きなテーブルにたくさんの世界中のごちそうが並んでいた
しかし料理と一緒に並べてあるのは長い長い箸
地獄の者たちは
ごちそうを目の前にしても長すぎる箸では
料理を自分の口に運べず
みんな痩せこけ苦しみの声をあげている
次に男と仏様は天国へ行った
天国は地獄と同じように空気が綺麗で美しい花が咲いていて
同じ大きなテーブルにごちそうがおいてあり
そして長い長い箸も一緒においてある
しかし天国の者たちは
皆ふくよかな顔立ちで
皆笑顔に満ちていた
男は不思議に思い
仏様に何故同じ環境の中で天国の者と地獄の者はあんなに違うのだと聞いた
あなたは何故だと思いますか?
天国の者はどうして
ごちそうを食べられると
思いますか?
ちなみに
料理は手で食べようとすれば消えてしまいます
男の質問に仏様は
自分の目で確かめてみなさいといい
もう一度天国を見せてくれました
そこには
長い長い箸を使って
お互いの口に食べ物を
分け合い食べさせてあげている天国の者たちがいました
同じ環境でも
いる人達の人柄によって
天国にも地獄にも
変わると言う話です
ちなみに母に
この話を聞かされ
考えたあげく私がはじめに出した答えは
天国の人たちは箸を折って食べる!!
っという下等なものでした
私はきっと地獄行きでしょうね
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話