微妙に怖くない話ですので、
お読みになりたくない方はブラウザバック願います。
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数ヶ月前から長男があれだけハマっていた、
オンラインFPS(一人称視点シューティング)ゲームをしなくなりました。
他の趣味もなくFPS(苦笑)…宿題や予習もしているので放置しておりました。
(我が家では、やる事をやって反社会的な事さえしていなければ、
お互い個人の娯楽や趣味に口を挟まない主義です)
ある日を境に、長男がFPSに興味を持たず別の事に興味を示しましたので
最初は、多感な思春期だから、趣味がコロコロと変わってもおかしくないかと放置しておりました。
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先日、三男から『お父さん、A兄ちゃんがボクが◎×やろうとしたら、ボクのこと怒った』
と言ってきたので『お前、兄ちゃんが動画見てたの邪魔したからじゃないのか?』
と問いただすと次男から弁護
『違うよ、最初からJ太がPCを操作して、ヒマだったからゲームしようとしたら兄ちゃんが怒ったんだ』
ちょっと疑問に感じたので長男に質問すると
『あんなクソゲする奴の気が知れねぇよ!』と怒鳴りながら反論されました。
飄々として、どんなピンチの時でもギャグを欠かさない長男が怒鳴るなんて珍しい。
離婚の時も『まだ、あんな女に執着してんの?父さんってどんだけモテねぇんだよww』
と冗談まじりに離婚に賛成してくれてたほどの男です。
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思春期の暴走?wwwと思い『らしくねぇじゃん、どしたのよ?』と聞くと
次男が『兄ちゃん、アレの…』と言いかけたら
『あ~!うっせぇ!黙ってろ!父さんに言ったらどうなるか分かってるな!』大声で邪魔しました。
内心『何だそりゃ?』と思いながら夕食の準備に入り、何事もなく、その日は終了しました。
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数日後、長男が塾に行った時を見計らって次男に聞いてみました。
某炭酸飲料と激辛系ポテチを一緒に食べながら…。
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『この前、兄ちゃんがマジ切れしてたけど、お前何か知ってんの?』と聞くと妙に口が重い。
『大丈夫!黙っておいてやるから言ってくれ』と説得したら
『実は、前に◎×やってたら、仲よくなった人がいて…』オンラインゲームでは良く聞く話。
『俺が、その仲よくなった人に凄い変な感じがしたのよ。でも兄ちゃん楽しそうだし、言えなかった』
???ちょっと妙な方向に行き始めたぞ?と思いましたが
話の腰を折ってはいけないと思い続けさせました。
『そんで、その人から、今度一緒に遊ぼうって言われて…』オフ会かぁ、これも良く聞く話。
『だけど、俺がやめろって言った』
ただでさえ友達がいない長男なので友達ができるのは喜ばしい事で次男も知っている事です。
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『何でよ、兄ちゃんに友達ができるって貴重な事じゃん、お前も喜んでやれよ』と言うと
『生きてる人だったらね!俺がそのこと言ったら、兄ちゃんゲームしなくなった』
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ここで完全に理解し、口から炭酸飲料を吹き出しそうになりました。
某大型掲示板では有名な話ですが、
まさか、この世でない人間がオンラインゲームにまで進出していようとは思ってもみませんでした。
『う~わ~、マジっすか?そんで見えたのか?その人の顔』と興味津々に次男に聞くと
『ネトゲで顔が見えるワケないでしょ!でも、男の人ってのは確実』
『それじゃ、知らずに放置してたら兄ちゃんは危なかったのか?』と聞くと
『半々だと思う、ヤバいのと大丈夫の』と言いました。
そりゃワシもそんな状況に叩き込まれたら、二度とする気になれんわなと思い、
話題を変えて次男と談笑しました。
作者ハリマオ分隊長