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短編2
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なにこの匂い。

私が中学生の頃のことです。

その日はボーイスカウトのキャンプがあり、団の私有地で活動をしていました。

キャンプ場に着いた時、「あれ、なんか臭いな?」と何か形容し難い強い匂いを感じました。

周りの人も匂いに気づいたみたく「なにこの匂い。」と言いながらキャンプの設営をおこないました。

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しばらくしたら鼻もその匂いに慣れ気にせずに訓練をしていました。

隊長が私たちに次の訓練の指示を出し、「ちょっとこの辺みて匂いの元探してくるわ〜。」と山の中に消えて行きました。

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少ししたら隊長が小走りで戻ってきました。

すると、隊長が班長を呼び、事情を説明すると車で山を降りて行きました。

班長に何があったか聞くと、「鹿が物凄い殺され方をしていて近づくな。」と言われたそうです。

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私たちだけが山に残され、

鹿を殺した得体の知れない何かが居るかも知れないところに置いていかれ、皆んなで円陣を組んで怖がりながら隊長の帰りを待っていました。

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1時間もたたないうちに隊長がパトカーを引き連れて帰ってきました。

それに安心し、訓練を再開して楽しく過ごしていました。

隊長は事情を説明したのちに警察官とその現場に行きました。

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帰ってくると、警察官の方から「危ないから近づかないように。」と釘を刺さし警察官は山を降りて行きました。

その間に救急車も来たみたいですが、ちょうど違う場所に居たのでその光景は見ていませんでした。

すっかりと鹿のことも忘れ、

何事もなくキャンプを楽しみこのキャンプは幕を閉じました。

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飛びます。4年後、

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高校生になりその時キャンプしたメンバーと隊長の自宅に遊びに行きました。

思い出話しに更けていると、友達がその時のキャンプの話をしました。

「あの時のキャンプ場、臭かったよな〜。」と皆んなでその話で盛り上がっていると、、、

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隊長が一言「あの時の匂いな、おっさんが死んどった匂いやねん。ははは。」

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雪さん、ありがとうございます!
これは実話です。
今でもそこにキャンプしに行きますが何かあった経験はそれ以来ありません 笑

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