短編1
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金縛り

僕は学生で、中間テストの課題が終わっておらず夜2時まで宿題に取り組んでいました。

やっと終わって眠ろうとしましたが少し目が冴えていてちょっとだけ眠くなかったんです。

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ネガティブ思考の僕は怖い話とか泥棒が襲ってくるとか色々考えていて、丑の刻の事が頭をよぎったんです。

この時間は妖怪とかがよく出ていた時間だ、とか思っていて眠くなったんで眠ってしまいました。

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金縛りにも何度かあったことがあるけど、この日ほど怖い金縛りにはあった事がありませんでした。

僕は窓際にいつも寝ていて、ガラスが二つに種類が分かれていました。

上の方が透明で、下の方のガラスが半透明のやつでした。

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そして寝付いて間もなく金縛りがくる前兆がありました。この時体を動かせば何ともなかったのでしょうが動かなかったのです。

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半透明のガラスには小さな男の子の影があり

よこぎろうとしていました。

しかし、僕の目の前にくるやいなやこちらを向いたのです。

確信は無いですが、感覚的にやばいと思いましたが体がもう動かない。

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男の子がこちらを見てニコニコしているのが頭に浮かび金縛りの強さが増しました。

やばいやばいと思いながら体を動かそうとするもやはり動きません。僕はただ目を閉じることしか出来ませんでした。

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目が覚めると朝でした。あの後どうなったか覚えていません。

ただベランダには小さな男の子のものらしき靴が一足だけありました。

Concrete
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