これは私が17の歳の時、新聞配達中に起きた実話です。
今でもあの時に起こった怪奇現象の恐怖を忘れられません。
ありのまま書いていきたいと思う。
誤字が多く、文章を書くのが大の苦手なので宜しくお願い致します。
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いつも夕刊配達中に、必ずお会いする 70代くらいの老婆がいる。
この老婆は近所でも有名。
ゴミの出し方に過剰なクレームをつけてくる。
だが、新聞を購読してくれているお客様。
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毎日のようにゴミ収集場に立っている。
この日も他人が出したゴミを開けては分別している。
(住所等を調べて文句を言いに行く為でもあったのだろう、、)
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お盆に入った頃に異変は起きた。
この老婆が住むアパートの部屋の電気がAM 2時だというのに、まだ消えていなかった。
俺「おかしい、、いつもは早寝早起きなのに、、」。
と思いつつも配達を続けた。
ところが、次の日も電気が消えていない。前日の新聞もポストから抜けていなかった。
この老婆は新聞が少しでも遅くなると、店にクレームを入れてくるのにおかしい、、、
直ぐに店長に伝えたのだが、、
店長「お盆だから旅行に行ったのだろ」。と話は終わってしまった。
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あれから11日間過ぎたが未だに電気はつけっぱなし。
新聞も抜けていない、、、
何故かそれが気になって仕方なかった。
そこでアパートを訪ねてみる事にした。
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俺「柿沼さん!(老婆)○○新聞です!」
、、、、、、、、、、、、、、、。
何度鳴らしても返事はなし。
そこで何故かドアノブを回してしまったのである。
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「開いてる」、、、、、、。
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部屋を見回すと誰もいない。
私は心配になり、部屋にあがって確認することにしました。
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トイレを開けた瞬間、今までに嗅いだことのない悪臭が鼻の中に入ってきた。
例えるなら、腐ったら肉の100倍、どぶの悪臭を混ぜたような悪臭だろう、、、。
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チラ見したら、足だけが見えた。
黒ずんでいて、皮膚が溶けた感じだったと思う。
頭の中が真っ白になり、一目散に逃げ出した。
直ぐに警察、店長に電話をした、、、。
その後は警察が直ぐに到着して、刑事課の人もきていた。
俺は警察の事情聴取で、そのまま警察署に行くことになった。
(まあ当然だわな。勝手に入って第一発見者なのだから、、)。
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後は刑事からの何度も指導を受けた。
刑事「ダメだよ。こういう時は絶対に一人で入ってはダメ!安否確認するなら二人以上で入らないと!」
俺「おっしゃるとおりです。でも不思議なんすよね。普通入りますか?一人で?気持ち悪いじゃないですか?恐いし。自分でも何故か入ってしまったんです。」
て流れで30分くらいで事情聴取は終わったのだ。
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次の日から俺はトラウマぎみ。
あの腐敗した足、悪臭が頭から離れない、、、
最悪なのが燃えるゴミの収集日。
生ゴミの臭いがするだけで孤独死の老婆を思い出してしまう、、、。
もっと最悪なのが、朝刊の配達だ。
遺体があったアパートの直ぐ隣のマンションに新聞を配達しなくてはならない。
そこから遺体があったトイレの窓が完全に見える位置なんだよね、、、。
腐敗した遺体の悪臭はなかなか消えないもので、一週間が過ぎていても悪臭が臭ってきた。
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おかしな現象が起きたのはこの辺りか
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俺が朝刊まで仮眠をとろうとすると、直ぐ後ろから気配がする。
音とか声じゃないんだよね。
何かがいたのは分かった。
そんな日が続くので、ガラケーのカメラで後ろを撮影したんだ。
写真を確認したら、ボヤけてはいたけど、遺体で発見された老婆だとすぐに理解出来た。
顔だけしか写っていないけど、人相で直ぐに分かった、、。
あまりの恐怖に電気をつけるのも出来ない、、。
次の日も次の日も、、、、。
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リアルな夢を見て恐怖に襲われた話もしておく。
不眠症が続いたせいか、珍しく寝れた日の話!
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台所から音がする。夢の中でも音が分かった。(ゴミをあさる音)。
ガサガサ、ガサガサ、ガサガサ、、、、、、、、、、
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台所に行って確認をしに行った。
そこに死んだはずの老婆がうちのゴミ箱をあさっていた。
俺「あれ?この人死んだはずでは、、」
と、、半分寝ぼけながら考えていたら、
おばさんがこちらを振り向いた。
おばさんの顔は真っ白で目が真っ白。
俺「あ、この人やはり死んでいるな」と改めて理解出来た。
そこで目が覚めてしまった。
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これはおばさんが動き出したと思ったね。
後半につづく
作者武田和明