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短編1
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タクシーの行き先

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今日も、終電だ…

ここ数日、後輩のミスで仕事量が増えていた。

1人、駅を出た俺は考えた

タクシーで帰るか

歩いて帰るか

普段、健康のために歩いているが、残業続きで流石に今日は、歩く気力もない

俺は、タクシー乗り場のベンチに腰を下ろした。

程なく目の前にタクシーが停り扉が開く。

わりと早かったな…

歩かなくてよかった

「桜台公園前のコンビニまでお願いします」

タクシーなら5分そこそこで着く

寝るつもりは無かった

しかし、いつの間にか寝てしまったようだ…

「お客さん、着きましたよ!!」

運転手の声で、目を覚ました俺は辺りを見回した。

「あれ?桜台公園のコンビニって言ったはずだけど」

着いた先は、緑の丘公園だった。

「でも、お連れさんがここに変更して欲しいと…」

あぁ

そう言う事か…

俺は料金を支払ってタクシーを降りた。

あいつが呼んだのか…

今日はあいつの命日だった

すっかり忘れてたよ…

一年前の今日、俺と彼女は、深夜に緑の丘公園の展望台に来ていたんだ。

誰もいない展望台

「この夜景、二人占めだね」

嬉しそうに呟いた瞬間

彼女は突き落とされたんだ…

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@まー-3 サン
コメありがとうございます(^-^)
読み手それぞれの結末が出来上がりそうです
まー-3サンならどんな結末にするんでしょう(^-^)

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