5年前の夏、私がまだ女子大生だった頃のはなしです。
真夜中に友人2人と、心霊スポットとして有名な廃病院に肝試しに行ったのです(今になって思えば、女の子だけで行くのは危なすぎる…)。
ビビりながらも、キャーキャーと盛り上がったいたのですが、いきなり
「何してんだ、こんなとこで」
と声をかけられました。
とっさのことに、悲鳴すらあげられず、慌てて振り返ると、
……おっちゃんがいました。
ペンキかなんかで薄汚れた作業者に、頭には手拭い。
工事現場に大量発生してそうなおっちゃんでした。
「さっさと帰ぇんな。冗談の通じないのもいんだからよ。」
そう言うと、おっちゃんはいきなり『消え』ました。
今度こそ悲鳴をあげて、全力で逃げました。
あのおっちゃんは何者だったのでしょうか?
誰かの守護霊ではないか?というのが、友人の見解ですか…
謎です。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話