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中編5
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彷徨女

最近夜な夜な怖い話を読んでいて、10年前の最初で最後であろう話を投稿したくなり、このサイトにきました。

誤字脱字などあると思います。文章を書くのも、下手なのでご了承ください。

私は専門学校を卒業後、T県に引っ越しました。

何せパチンコもスロットもしていたので、お金もあまりなく、安い物件を探していました。

そしてみつけた物件が6畳ロフト付きで〇万円!

これは良い物件を見つけたと思い、すぐに契約をしました!

引っ越し後、部屋を整理し寝る場所はロフトにしました。ロフトの位置は6畳間にハシゴがかけてあり、そこに上がり寝転ぶと足元に小さな窓。その近くにハシゴがあるような設計です。

寝るときは常夜灯が近くにあり、窓から光が少し入り込むため完全には暗くならない状態です。

仕事を開始して半年くらいでしょうか?

いつものように疲れ果てて寝ていると、奇妙な夢を見ました。

なぜか小学校のトイレで用を足している私。

すると後ろから気配を感じ。。。振り向くと。

そこには貞〇のような化け物がゆっくりと手をのばしてきているのです。

うわ。。。っと思った瞬間!

目が覚めたのです。

「うわ~。こぇ~夢を見た」思っていたと同時に用を足していた夢をみていたこともあり、どうしてもトイレにいきたくなりました。

ロフトを降りてトイレの電気をつけると

パン!!!

トイレの電球が粉々に砕けちりました。

猛烈に怖くなった私は、その晩は明るくなるまで近くのコンビニで時間を潰し、部屋に戻り仕事の準備をして会社に出勤しました。

その後、何事もなく「あれは電球が不良品だったんだな」っと思い生活をしていました。

それから1ヶ月くらいでしょうか?

また同じ夢を見たんです。

小学校のトイレで貞〇に襲われる夢を。

そして起きる私。。。。トイレに行きたい。

またロフトを降りてトイレに行き、電気をつけると

パン!!!

また電球が粉々になりました。

怖くなった私はコンビニで明るくなるまで過ごし、出勤。

会社の先輩などにその話をして、「やばくね?幽霊物件じゃん!」などと盛り上がり、引っ越すだのまだ住んでろだのとその話で持ちきりなりました。

それからはロフトのハシゴが勝手にカタカタ動くなどの、ポルターガイストが頻繁におきて、友人や彼女が遊びに来ていても、容赦なく小さな怪奇現象がつづきました。

と言いますか。少しこの怪奇現象になれてきた私。

パチンコをしていて、大家さんから電話があった時は、勝手に洗濯機の水道のホースが抜けて、家中水浸し。たしか水道はしめてあったはずなのですが。1階だったので被害は最小限に抑えられましたが、迷惑だな程度しか思っていませんでした。

そんなある日のこと。

いつも通りロフトで寝ている私。

またあの夢を見たのです。

目が覚める私。いつもならトイレに行くのですが、

体が動かない。目と首は動かせる。

「なんだこれ?金縛り?」

人生初の金縛り。頭はパニック状態です。

「こわい。動け!動け!動いてよ!」っとあたりをキョロキョロとしていると、ふと足元に違和感を覚えよく見てみると。

常夜灯の光が差し込む足元のハシゴ。

手?

あれ?手?

ハシゴには手がかけられていました。

それも右手。左右どちらかの手かと判断できるくらいハッキリと見えました。

こわい。こわい。こわい。こわい。

動け動け動け動け動け

なにあれ?なにあれ?なにあれ?

のぼってきてる?のぼってきてるの?のぼってきてる?

あにあれ?動けよ、体!

もうパニックより、恐怖で頭がいっぱいです。

不意に体動くようになり、布団を飛び出してハシゴをみるとそこには何もありませんでした。

その夜もお得意のコンビニで過ごしました。

そんな出来事もあり引っ越しを決意しましたが、お金も無いため、お金を貯めてからすぐに引っ越しをしようと思い、怖いながらもその部屋に住んでいました。ただホントに怖かったので、休日は彼女か友人の部屋にお世話になり、寝るためだけに帰っている状態でした。

金縛りから2ヶ月くらいでしょうか?

私が寝付けずテレビを見ていると、2階住人がやけに騒がしい。窓をあけてス〇ップのライ〇ンハートを熱唱。

うるさい。

イライラ

うるさい。

イライラ

さすがにイライラが爆発!これはキレに行くしか無いと思っていると。

外から

ガシャーン!!!!!

大きな何かが落ちる音が。

ついにイスでも投げたか?と思い、怒鳴ろうと窓を勢いよくあけました。

絶句。

窓の下には、男の人が倒れており頭から大量の血を流していました。

すぐに救急車を呼び、男にかけより意識がたえないように、手をにぎり話かけ続けました。

救急の資格を無駄にとっていた私は、止血を試みましたが、落ちて2分もたっていないのに頭から血はドバドバと流れ、あたり血の海でした。

その男性は 

大学4年生であること。

就職は決まっていること。

彼女はいること。

など

質問し続け、なんとか救急車がくるまで意識をつなぎとめました。

救急車が去ったあとに野次馬の近所の人に

「にぃちゃん頑張ったな!」

などと声をかけて頂きました。

ただ、なぜかコソコソと話をしているおばちゃん二人に、声をかけられた時に背筋が凍り付きました。

おば「おにぃさん大変だったね~」

私「いや~。疲れちゃいました。」

おば「えらかったなぁ~!でもな。おにぃさん。」

私「?」

おば「あの2階の部屋。前に人死んでるんだよ」

このおばちゃん。

今それ言う?

っと思いましたが、恐怖でまたも頭がいっぱいになり、この日はまん喫で夜をすごしました。

その後怖くて仕方が無い私は、知り合いに相談をして御祓いに行くことにしました。

そこで、言われたことが。

あなたには、なにも憑いてはいない。

あなたの住んでいる場所に憑いている。

自分をわかってほしいために、あなたにちょっかいをだしていたが、あなたの守護霊が強すぎる(神クラスらしい)ため、あなたに危害を加えられない。

アパートの各部屋をグルグル彷徨ってる女性の霊。

あなたに何も出来ないとわかり、二階の住人に悪さをしたらしい。

女性の霊も相当強いらしい。

もし、御祓いの依頼がきても断るレベルらしい。

なので、親にお金を借りて即引っ越しをしました。

その後、二階の住人はどうなったかはわかりません。なにも連絡がなかったのと即引っ越しをしたので。

私の人生でこんな体験は一度だけです。

今は普通のサラリーマン。可愛い娘たち。嫁ちゃんと何事もなく暮らしています。

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