この作品は実際に起きたことではありません
あるところにとても意地悪な少年がいました。
その少年が通っている中学校では今いじめの対象にされている男の子がいました。
「おい早く立てよ」 「弱いなー」 「そんなんだからいじめられんだよ」
隣のクラスから聞こえてくる声、またかと思いながらもあの子がいじめられていると思うといささか気持ちが良くない、だからといって注意しに行く気にもならない、今の私には何もできないと思うと心が痛い。
今この学年では大きないじめが問題となっている。もちろんそのいじめの中心はあのいじめが好きな少年だ、それからその仲間たちだろう
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この連中はこの学校で有名な悪がき集団だ、コイツラはいじめの対象を決めるとそいつを何ヶ月もいじめる、そして飽きたら対象を変えるという最悪な奴らだ、しかし奴らには誰も勝てない、なぜなら奴らはこの土地すべてを所有する権力と金の持ち主の子供とその幼馴染だからだ。そういうわけで今まで先生ですらも手出しができなかった。
だが今起きているいじめはひどすぎる、それは周りから見ても同じだろう。
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今いじめられている男の子は大して頭がいいわけでもなく運動ができるわけでもない、いわゆる凡人だそんな彼がこいつらに目をつけられたのがあの出来事だった。
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「やったぜ!見たかお前らこれが俺の実力だ」
と悪がき少年が叫びました。このときこの悪がき集団の中ではやっていたゲームをみんなでしていました。バサーーーーーー
いきなりゲーム機に大量の砂が降ってきました、何事だと悪がき集団が振り向くと
「ごめんごめんーすなかけごっこしてたら砂をそっちにとばしちゃってー」
そう笑顔で謝罪する男の子がこちらに走ってきていました。しかし男の子がこちらに誰がいるのかるのかわかるぐらいの距離にきたとき形相を変えて「すみませんでした」と深くお辞儀をして走っていきました。
手元を見るとゲーム機の画面には何も写っていなく明らかに壊れていました。
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それからだそうです彼らがあの男の子をいじめるようになったのは、、、
そして、最近彼らが行っているいじめは、男の子のテストを先生に頼んで0点にして「お前馬鹿だなー」とみんなの前で大笑いしたり、バックの中身をエロ本とすり替えて皆にその噂を流した上に男の子の前で、「エロ本持ってくるとかまじワロター」とバカにしたりとてもひどいものでした。
勿論テストを0点にした先生もそれを生徒に言われてやりました、などそういうことは言いませんでした。
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しかし、それに対して文句を言えなかった私達も彼らたちに対して許せないという感情が芽生える大事件が起きたのです。
その出来事はある学校の休み時間に起きました
男の子は幼い頃に母親を亡くしその母親の使っていたネックレスを大事に持ち歩いていました、しかしそれを知った悪がき少年はその子を自分たちの教室まで連れていきそのネックレスを取り上げたあと「これ校則違反じゃねー」と言って足で粉々にしました。
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そして彼らは「こんなん持ってくんじゃねーよ」と行った後に「こんなん持ってきたら俺らに壊されるってわかってたよな、なのに持ってくるとか馬鹿じゃねー」、「はいバーカ」、「バーカ」、「バーカ」、と言い始めたのです、私は心が痛くなりましたそして注意しに行こうとしたのですが、隣でそれを見ていた人に止められてしまいました。
そして悪ガキ少年たちはもういいやというように「これはゲーム機壊したバツな」と言って自分たちの席に戻りました、、、、、、、、
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その時私には見えました、男の子の表情が怒りに燃えて殺意の表情が現れていたのを、、、
その日の放課後、私は靴を取り出すためにロッカーを開けましたしかしそこには私の靴はありませんでした、「そっかーロッカーの場所変わったんだったなー」と思い出して私はロッカーを閉めようとしたときロッカーの奥に何かが見えましたそれは雑に書かれていましたが明らかにあの悪がき少年に向けた手紙でした「このロッカーは悪ガキ少年のロッカーなのかと」おもい手紙を戻そうとしたときその手紙の端に名前が書いてあるのが見えました、誰がこの手紙を出したんだろうと思い見てみるとあのいじめられていた男の子の名前が書いてありました私は嫌な予感がしました
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なぜならこの手紙はあの悪がき少年を呼び出しているものだったからです。
そして今日見たあの男の子の表情私は決心してその場所に行くことにしました。
と言ってきてみたもののまさかこんなところだとは思はなかった、薄暗い倉庫の中、悪ガキ少年が男の子に文句を言っている「なんでこんなところに連れてきたんだよ!」周りには悪ガキ少年の仲間もいる、しかしここに呼び出した男の子は何一つ喋らず黙っている、
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しびれを切らした悪がき少年は「お前ここは誰も見てないよな、今ならお前を殺せるんだぞあの母親の思い出みたいに粉々にしてやろーかっっっ!!」そう悪ガキ少年が叫んだとき不意に男の子が喋った「逆だよ」、、その声は笑っていた
次の瞬間「ぐしゃっ」鈍い音が聞こえた「ぐしゃっ」、「ぐしゃっ」、「ぐしゃっ」、「ぐしゃっ」、「ぐしゃっ」しばらくこの音が聞こえていた、
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私は恐怖で何も言えないでただただうずくまっていたしばらくしてあの鈍い音が消えた
何が起こったかは分かっていた「ははははははははははー」、男の子の笑い声が聞こえる
私の横に何かが落ちてきた、悪がき少年の首だった「きゃっ」私は声を出してしまった
男の子の笑い声が止まる、、こちらを見ている「見てたんだ」、、、、、、男の子が言う
私は勇気を出して言った「なんでこんなことしたの」、すると男の子が笑いながら言った、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「僕、馬鹿だから」、「ぐしゃっ」鈍い音がした、よく見ると男の子が自分に刃物を刺していた男の子が床に倒れる、、、
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私は何も状況が飲めずにただ突っ立ていたしかし頭には強烈に焼き付いていたあの男の子の声が、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、「僕、馬鹿だから」、、
作者レモングラス
初めて投稿しました、このサイトが好きだったので投稿しただけで満足です楽しんでみてもらえると幸いです。