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人間リサイクルショップ「1話から4話」

長編15
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人間リサイクルショップ「1話から4話」

1話

こんにちは、私はあるリサイクルショップの宣伝係のものです、、私は、これからあなたにこのリサイクルショップを案内する、いわゆる案内係になります。

えっリサイクルショップなんて案内しなくていい、怖い話を聞きたいですって?

安心してください、このリサイクルショップはただのリサイクルショップではありませんから。では、早速このリサイクルショップをここに来るお客様目線で紹介していきます。それっ。。。。。。。

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ピピピッピピピッピピピッピピピッ。

何だもう朝かよ、そう言って起き上がるのはまだ社会人になって1年目の男だ。

昨日遅くまでスマホゲームしてせいかまだ眠い、だが会社を休むわけにはいかない。

重い体をおこし会社に行く準備をする

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この男、実はかなりゲームにのめり込んでおり、毎日会社から帰ってきて4時間はゲームをするという生活をしている。

しかしこの男にとってはこのゲームこそが唯一の助けなのだ。

彼は、毎日上司にこき使われ暴言をはかれ、いわゆるパワハラにあっているのだ。

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しかもそれはこの男が悪いのではない。

この男はたいそう真面目で大学もコツコツ努力してそこそこの成績で出ている。

そして社会人になってついたのがこの仕事なのだ。

会社ではいつもいいプレゼンや企画を持ち出し成功を収め一躍会社で注目の人となった。

しかしそれをこの男の上司は気に食わなく思い、パワハラをしているのだ。

だがこの男はそれに耐え続け必死に仕事を頑張り、ますます外部からの評価は良くなった、しかしそれを嫌がる上司からのパワハラは日に日にひどくなった。

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人を攻めることができないこの男は何も言わずにストレスだけをためていった。

そのストレスを発散させるために始めたのがこのゲームだ、ゲームでは皆で協力してダンジョンをクリアしていくというのがメインだったため、ゲーム内での友達も増えてその人たちに相談してはなぐさめてもらい安心して会社に行けるのだ。

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それから、この男、この男、とうるさいだろうからこの話でこの男の名前を決めようと思う、、、いい名前が思いつかないからタケシにします。

おはようございまーす。

そう声をかけているのはタケシだ。「おいっ早く仕事に取り掛からんか!」

いきなりの怒号に驚いて後ろを向くとぷくぷく太っている上司の姿が目に入った。

これ以上言われるのも何なので返事だけして席についた。

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しかし最近ゲームをやりすぎていたためついウトウトしてしまって仕事の途中に眠ってしまった。

この日は最悪だったあのあと上司からさんざん言われ仕事もろくにできなかったしバツとしてみんなの仕事を押し付けられたのだ。

もう絶望しかなかった。

明日から押し付けられた仕事をすべて片付けなければいけない。

もうゲームをやる時間などなかった。

この日からタケシは少しずつ生活習慣が崩れていきやがて仕事も出来なくなり絶望におちいった。

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僕には生きていても楽しいことなんかないそう思って眠りについた。

明日はついに自殺をする、何も悔いはないと思っていた。

その日変な夢を見た、見たこともない場所に立っていて目の前には人間リサイクルショップと書かれた建物が立っている。

タケシは好奇心を抑えきれずに中に入ろうとした。

その瞬間耳元でけたたましい音がなった。

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何だ夢だったのか。

タケシはスマホの目覚ましを止めて起き上がった。

よし、と心に決めて自殺をする場所へと向かうことにした。

その時部屋に違和感を覚えた、よく見てみると見知らぬ封筒がおいてあった。

気になって開けたのだが書いてあったのは見知らぬ住所。

別に無視しても良かったのだがなんだか無視してはいけないような気がしてその住所の場所に向かうことにした。

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しばらく車を勧めた、3時間ほどしたところで何もない草原に出た。

こんなところに何があるんだ?なにかの悪戯かと思いながら進んでいると。

ぽつんと家が見えた。何となくその家に向かうことにした。

そこにあるのは信じられないものだったなんとあの夢に出てきた人間リサイクルショップだったのだ。

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タケシは少し興味を持った、夢では入れなかったが目の前にその建物があるのだ、行くしかないと思った。

タケシはついにその建物に足を踏み入れた。

するといきなり「なにかごようでしょうか」と声をかけられた。

びっくりしていると部屋の奥からスーツを着た男性がやってきた。

「私はこの店の宣伝係のものです」

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タケシはこの店の名前が気になったので聞いてみた。すると

「そのままの意味でございます。この店は人間をリサイクルするお店でございます。」

タケシはそんなことができるのか?と聞いた。

「はい、もちろんでございます。誰でも名前を言えばリサイクルできます」

マジかーと思いながら。

つい、この人をリサイクルしてもらいたいんですけどと上司の名前を出した。

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「はい、もちろんですただし同姓同名の方がいた場合その方も巻き込まれますがよろしいですか?」

あの上司が何らかの形で変わってくれるなら構わないと思い首を立てに降った。

「では今日中にやっておきますので今日はお引き取り願います。代金は成功したら受け取りに行きますので、住所をここにお書きください」

タケシは本当に上司が変わってくれたらいいのにと思いながらこの建物をあとにした。

といっても半分は信じていなかったが。

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しかし次の日、信じられないことが起こった。

朝会社に行って昨日無断欠席したことを謝ろうとしたところなんと怒られるところか心配されたのだ。

その日からたけしは全く怒られることがなくなり仕事も順調に進んでいった。

それから1週間ぐらいした頃、あの黒いスーツを着た男が家に来た。

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正直焦った、あれだけ素晴らしい事をしてもらったにも関わらず居留守を使った。

しかしその男は鍵をかけていたにも関わらず部屋に入ってきたのだ、実を言うとあれだけのことをしたのだから1000万円ぐらいまじで取られると思ったのだ。

しかしスーツの男は意外な言葉を口にした。

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「この前の依頼の成功報酬を受け取りに来ました。えーと、ざっと100円ですね」

えっ、、、思わず声が出た。

あれだけのことをしてたったの100円?おかしい。

だが一応危機からは逃れられたタケシは100円を払った。すると男は

「またのご来店をお待ちしております」

と言ってたけしの前からすうーーと消えていった。

えっ?また声が出た。今自分の前でその男が消えたからだ。

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あの男と最後にあってから1週間、会社ではパワハラを受けることなく順調に過ごせているがどうもモヤモヤと残っているものがある。

どうしても落ち着かないタケシはあの男にお礼をしに行くことにした。

そしてまたあの道を車で走ることになるのだが、どうもあの店が見つからない。

おかしいと思って色々調べたところ有力な情報を見つけた。

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なんとあの建物の場所はよく霊が出ると噂のいわゆる心霊スポットらしい。

俺は何となくあの男がこの世のものじゃないと思い始めてきた。

しかしもうこれ以上このことを追求するのはよそう。そうもうあのかつてのパワハラ上司もいなくなったしこれ以上求めるとバチが当たりそうだ、このことはもう終わりにしよう。

こうしてタケシは平凡な毎日を過ごすことになる。

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皆さんどうでしたか?

これが私の店の仕事です。え?私は人間かって?うーーーん、そこは今回は伏せておきましょう。いずれわかりますから。

それでは今回はここまで、次回、また会いましょう。

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2話

こんにちは、私はあるリサイクルショップの宣伝係のものです。

前回の話でだいたいこの店のことはわかってもらえたと思うので今回は踏み入れてはいけない領域に入ってしまった人の場合どうなるかを紹介していきたいと思います。

それでは早速行きましょうか。

それっ。。。。。

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私の人生は最高だ。なぜなら私は気に食わない人がいればその人をリサイクルできるんだもの。はははははははは私こそ絶対なのよ。

こう高らかに笑う女は無職、アルバイトでどうにか食いつないでいる。

彼女は一度人生をどん底にまで落とされて自殺しようとしたことがある。

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しかし自殺間際に自分のポケットに封筒が入っていることに気づきその封筒を開けてみたところ見知らぬ住所が書いてあった。

その女はそこに行ってみると皆さんご存知のとおり人間リサイクルショップがあったのです、彼女はそこで自分の周りの人間をリサイクルしまくり自分の味方になるように仕向けたのです

そんな彼女は調子に乗って世界を支配した気になった、少し気分が悪くなると人間リサイクルショップへと足を運び次々に人をリサイクルしていった。

そんな彼女の名前はなおみとしよう。

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なおみはある日自分がリサイクルした人間が初めて自分に逆らったのでもう一度リサイクルしようと人間リサイクルショップへ来ていた。

しかしその日は別の人も来ていたみたいで中から声が聞こえたどうやらその人は初めてみたいで多少戸惑っていた。

私は許せなかった私以外の人がこのことを知ることは断じて許さない。

そう思ったなおみはその男とリサイクルショップの人の会話を聞いていた。

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そして最後に成功報酬を渡すために書かなければいけない住所を盗み聞きした。

そしてなおみは家を突き止めた。

名前はタケシと言うらしい本名までわかったので彼をリサイクルすることにした。

そうしてリサイクルショップに行ったのだが、いつも迎えてくれる黒いスーツの男がいない。

その時なおみはこの前のタケシと男の会話を思い出した。

そうか今日はあの黒いスーツの男はタケシの家に報酬をもらいに行っているのか。

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そう思った瞬間、なおみはこの店の中をじっくり見てみたいと思った。

最初は戸惑ったがあの男は何時間も帰ってこないだろう。

だとしたら今がチャンスだ。

なおみはカウンターの裏に入り込んでおそらく作業していると思われる部屋に入った。

その瞬間強烈な匂いが鼻を直撃した。

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何これ?なんの匂い?と思いながら進むと、きゃっっっっ、、思わず声が出た。

なんとそこには無数の死体が置かれていたのだ、しかも大体見覚えがある。

それはなおみがリサイクルした人間の死体だったのだ。

死体は皆無残な状態だった。

なおみはいち早くこの場から逃げ出したくて急いで後ろを向いて走り出そうとした。

その時目の前に人が現れた、あの黒いスーツを着た男だ。

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なぜあなたがここに?恐怖をこらえて聞いた。すると男はそれを無視して。

「見られちゃいましたか」と言ってまんえんの笑みを見せた。

その笑顔が逆に怖かった。すると

「真実をお教えしましょう。実はリサイクルされた人間たちは一度殺されていてその人間の型を取りクローンを作っていたのです。

なおみは崩れ落ちた。そんな、そんな、私は自分の身勝手で人を殺していたの?

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「そうですよ」まだ男は笑っている。

しかしその笑っている顔と裏腹に右手にはナイフが握られている。

「あなたはリサイクルされた人の痛みを知りもしなかった。でも今からそれを知ることになります。」

嘘でしょ?、、、次の瞬間胸のあたりが熱くなった見るとナイフが深く突き刺さっている。

なおみはその場に崩れた。

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次のニュースです、、先日ある草原にて死体の山が発見されました。

しかし不思議なことに被害者は全員生きており、大変捜査が難航しております。

嘘だろ?、、タケシはニュースを見て驚いた事件現場はなんとあのリサイクルショップだったのだ

しかもその死体の中に自分がリサイクルした上司の姿があった。

タケシは何がなんだか分からなくなった。

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皆さん今回はここまでです。

秘密を知ってしまったなおみさんは無残にも殺されてしまいました。

まあやったのは僕なんですけど。

何事も程々にですね。

ではまた次回お会いしましょう。

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3話

こんにちは、私はあるリサイクルショップの宣伝係のものです。

前回までの話で大体このリサイクルショップのことは説明しました。

ですから今回を持って私の宣伝係としての役目は終わりです。

次回からは私が案内しなくてもここに来るお客様目線でこのお店を見れるようにしておきました。ではこれが私からの最後の案内です、それっ。。。。。

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今日はまじ部活疲れたー。でも大会近いしまあこれぐらいは頑張らなきゃなー。それにしても今日部長気合入ってたなー。

こう言ってバスで自宅に帰っているのは高校2年生のある男の子。

名前はヒトシとしよう。

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ヒトシは成績もそこそこでまあ顔も悪くなくて運動はまあまあできる方だった。

それもあってまわりからの評価も別に悪くないし、言うのも何だが少しモテる。

そんな彼は中学生からやっているテニス部に入っているのだが、最近大会が近いだけあってそれなりに練習にも熱が入る。

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そんなふうにごく普通で不満もない生活をしているのだがそんな彼にも不満がある。

ヒトシが入った部活の部長が少し気に入らないのだ。

まあ我慢できない話ではないし、部長は3年生だからそろそろ引退だろうと思って。

それなりに関わりながらあたかも自然に振る舞っていた。

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しかしそんな部長がつい最近おかしくなった、今まではすぐに人を見下していたのだが最近はそんな素振りも見せないでむしろとても印象が良くなった。

これには周りの人たちも驚いていたが、まあ改心したのかなぐらいでそのことについてあまり深くは追求しなかった。

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そんなヒトシにとてつもなく衝撃を与えたのは今日の朝のニュースだった。

とある町外れの草原にて死体の山が発見されました。

このニュースの被害者の中に部長が入っていたのだ。

ヒトシはすぐに学校に行った。

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しかし部長はそこにいた、今までに見ないぐらいの笑顔で部活のメンバーと話していた。

おかしいと思った、まず部長がいること自体不思議なのだがそれ以前に周りの人の反応もおかしい、朝のニュースを誰も見ていないのか?

その時、「おーいヒトシくーん」と呼ばれた。

呼ばれた方に向くと隣のクラスのさおりさんがいた。

「ねえねえ今日の朝のニュース見た?」唐突に聞かれた。

うん。一応返事はした。

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「おかしいよねー、あの人死んでるんじゃないのかなあ。」

さおりは前まで部長にちょくちょくちょっかいを出されていたがそのたびに部長を殴りつけていた気の強い女の子だ。

しかしさおりはこの現状を理解しているらしい。すると

「今日の放課後私の家に来てくれない?すごいもの見つけたの。」

なんだろうと思いながらも一応行くことにした。

その後教室でみんなに朝のニュースのことを聞いてみたが誰も知らなかった。

そして放課後になった。

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家には帰らず直接さおりの家に行った。インターホンを押すと先に帰っていたさおりが出てきて。「あがって」と一言だけ言った。

その後出されたお茶を飲みながら待っていると、「お待たせー」と言ってさおりがリビングに顔を出した。

手にはパソコンを持っている。

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「これ見てよ」そう言って見せられたのは見知らぬ掲示板サイトだった。

人間リサイクルショップ、、これについて知っている人は情報を寄せてくれれば幸いです。

投稿者 タケシ。

その他にも色々その店についての特徴が書いてあった。

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まって、これって全部今の部長に当てはまるじゃん。

「そう、多分部長はこれのせいでああなったんだと思う」

すげーよく突き止めたな。でもここからどうやってこれを探そうかな。

「そういうと思って今週末この人と合う約束をしたわ」

えええーーー行動はっや!!

そして2日後その人と合う日になった。

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ヒトシとさおりは小さなカフェに来ていた、しばらくして店の入り口から若そうな男の人が入ってきた。

「もしかしてあなたがタケシさんですから?」さおりが一番に口を開く。

「はい、わたしがあの掲示板を書いたタケシです」

ヒトシは何を話そうかなと思いながらも色々聞いてみた。

しばらくお互いの事情を話し合った。

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そしてタケシが口を開いた

「とりあえず今わかっているのはリサイクルした人間は一度殺されている、そして何らかの方法で違う人間を作り出しているということです。そして僕はそれを行った人を多分知っています、というか会いました。ですからお願いします、僕に協力してください」

「もちろんです」さおりが賛成した。

ヒトシもそれに続いて賛成の返事をした。

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こうして人間リサイクルショップの真実に迫るべく3人の人間が立ち上がった。

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今回はここまでです。まさか我々を自分たちから探しに来るなんて、私は予想できませんでした。まあまあ命が惜しければあなたも深追いしないように、、、ではまた次回お会いしましょう。

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4話

こんにちは、お客様今日はどのようなご要件で?」

「い、いえ、特にないのですが。」

「そうですか」

私の名前はけいこ、私がフラフラ歩いていたらこの店があったの。でもなにかおかしい、この店の名前、人間リサイクルショップ?こんな店見たことない、しかもこんな町外れの何もないところに。

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私は今日ここに自殺しに来たの、もう人生に疲れたから。

っていってもまだ33歳、年をとったわけでもないわ。でもなんかもう疲れちゃったの、だからここに来た、そしたらこのお店があった。少し危なそうな感じするし入るのはよそう。

でもこんなところにこんな建物あったっけ、そんなことはどうでもいい、自殺ができなくなった。まあ一回帰って他の場所を探そう。

「お客様もう帰られるのですか?」、

「ええ。」

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けいこは家に帰った、そして一目散にしたことはパソコンを開き人間リサイクルショップについて調べた。

すると以外にもヒットした。

掲示板サイトだった、作者はタケシ。内容はどうやらこの店を探してるみたい。

私はもう死ぬのだし最後くらい人の役にたちたかった、すぐに掲示板に書き込みをした。

すると以外にもすぐに返事があった。

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どうやら会って話をしたいらしい、けいこは今度の週末に近くのファミレスで合う約束をした。でも本当に良かったのだろうか。後々少し後悔した。

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ぷるるるる、ぷるるるる、ぷるるるる。

「はい」

「ヒトシ?」、、、「うん、さおりか?」

「うん、さおりだよ、、でねタケシさんから電話があってね人間リサイクルショップの場所わかるかもしれないって」

「まじ?」、、「うん、だから今週末あそこのファミレスに来てね」

「わかった、、ていうかタケシさんと電話番号交換してたんだ。」

「うん。じゃあまたね」。。。。。。。

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やっとか、真実を追いかけ始めて1ヶ月、やっと有力な情報が手に入ったのか。

まあとにかく行ってみるか。

そして約束の日。

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「あなたがタケシさんですか?」

「はい」

「随分お若いんですね」

「まあ」

「それよりその二人は誰ですか?」

「ぼくはヒトシといいます」

「わたしはさおりです」それぞれ自己紹介をしたあと

「この二人も関係者なんです」とタケシさんが言う。

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こうしてお互いの事情やもと寄った情報などを話したあと、けいこが口を開いた。

「私、自殺しようとしてたんです。」

「えっ?」みんなの目が一斉に集まる」

「もう人生疲れたし、何か生きてて実感がわかなかったっていうか」

「だめですよ自殺なんか」と皆でさとすが。

「まあ、気が変わったら考えるわ」とだけ言ってファミレスを出ていった。

けいこが出ていったあとしばらくしてタケシが口を開いた。

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「まあ悩んでてもしょうがないから来週人間リサイクルショップのあるだろう場所に行ってみようか。」

「そうですね」みんな賛成した。

「お客様、また来たのですね」

「ええ、聞いたところによるとこのお店、人間をリサイクルできるそうね。」

「はい」

「もしかして自分でもできたりする?」

「もちろんでございます」

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「じゃあ私をリサイクルして頂戴、、もうこの世に未練はないわ」

「では名前をどうぞ」

「田中 かなこです」

「田中かなこですね少々お待ちください」しばらくして帰ってきた黒いスーツの男の手にはナイフが握られていた。

「では、まずステップ1です」

「まってもしかして」

「はい、そのもしかしてです」

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「やだ、私は生まれ変わりたいだけ、、殺されるなんて聞いてない、、」

「おとなしくしてください、、えいっ」

「うっ」

かなこはその場に倒れ込んだ。

「このお客様は少々めんどくさかったですね」

そういって死体のそばで黒いスーツの男が笑う。

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「よし、あとはさおりだけだな」

「そうですね」今から人間リサイクルショップにもう一度行く。

タケシは緊張していた。そこに大慌てでさおりが駆け込んできた。

「みんなこれみてーーー」

さおりが見せたスマホの画面にはニュースがながれていた。

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速報、またもや生きている人の死体、、警察の捜査は今までになく難航しております。

「えっ」みんながその画面に釘付けになった。

被害者はかなこさんで事件現場は今から行く場所だったからだ。

しかしそこには何もなく警察の車両があるだけだった。

「また振り出しだな」タケシが言う。

みんなは落ち込んだ表情でそれぞれの家へと戻った。

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今回は4話をまとめて投稿してみました。

次回で最終回のつもりですが、もしかしたらパート2ということでまた書くかもしれません。

では次回の最終回でまたお会いしましょう。

追記

名前をコメント欄で投稿してくれた方ありがとうございました。

次回の人間リサイクルショップで使わせていただきます。

Concrete
コメント怖い
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ネタバレ注意
返信

美食さまありがとうございます。
お気持ちはありがたいのですがこれは複数のアカウントで怖ポチしたのではないでしょうか(違うのであれば申し訳ありません)。
私の話を楽しんでいただけたならば嬉しいのですが。
複数のアカウントでの怖ポチはやめてください。
(もう一度言います、違うのであれば本当に申し訳ありません)

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