高校生の時に行った奈良の吉野にある旅館での話です。
学習合宿なので、その旅館で朝から晩まで勉強です。
そんな私達の唯一の楽しみは、夜の怪談大会でした。
合宿学習2日目の夜のことです。
その日、話のラストが
お札の話だったのですが…
お札は外すなという教訓で終わり、なんか不完全燃焼だったので、その部屋の鏡を入った当初から全く根拠なく、《呪いの鏡》と呼んでいたのですが…
本当に呪われているか試すことにしました。
《と言っても、ただの悪ノリだったので話のネタを作るためだったのですが…》
試すと言っても、ただ鏡の下にあったちょっとした引き出しを確認するくらいなのですが周りの友達は《嫌な予感がする》とか言って寝てしまいました。
残ったメンバーは2人。
僕も入れて3人で引き出しを開けることになりました。
いよいよ開ける瞬間…
一気に開いたその引き出しの中には…
びっしりと入った髪の毛でした。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話