中編3
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タクシー歴30年

shake

『お客様、三ツ石廃病院です。お会計は、4000円です。』

『はいよ。ありがとうございます。』

『またのご乗車お待ちしています。』

男がタクシーを出た。

『はぁー今年でタクシー歴30年だが、こういう客はいつでもいるな。』

『俺はお薦めしないっていったのにな。』

『よし!帰るか』

ブーン

shake

着いた!

三ツ石駅前だ。

『あのー?すいません?』

『タクシー乗ります』

『あ、お客様、目的地はどこですか?』

『三ツ石池です。』

『何しにいくんですか?』

『釣りです』

『そうですか。』

『鮒ずりをしようかなと。』

『あそこの池、危ないですよ。』

『あのーオカルト界隈の話ですか?』

『まあ、そうなりますね』

『運転手さん、タクシーの運転手って怪談よくあるんじゃないですか?教えてくださいよ』

『いいですけど...。』

『まず三ツ石山、あそこも山氏乃三ツ石がでるそうですね。あれは自然の何かですね。

あと三ツ石廃病院、危険ですよねーまあ、有名ですけど。

あとあなたが今からいく、三ツ石池とかは数十年前に池に死体が出てきて、魚を釣ると、血がついてるとかね。

あと、色々ありますよ』

『怖いから止めてください!』

着いた。

shake

ガコ

『着きましたよ。お会計をここに。』

『はい。』

『いやー馬鹿な客もいたもんだ。』

ウワアアアアアアアアアアアアアア

『叫び声?アイツか助けにいかないと。』

『大丈夫ですか?』

『た、たすけて』

『何がありました?』

『魚に、髪の毛と腐敗臭がする』

『いいですか、夜ここで釣りをしないことこれは鉄則ですよ。』

『すみません。』

『早く行きますよ』

タクシーに着いた

『と、泊めてくれません?』

『お客様何を?』

『もうお金がなくて、ホテルにも...。』

『あなた、観光客なんですか?』

『そ、そうです』

『てっきり、近隣の人だと』

『私の勤務は終わりますから。待っててください。』

『はい』

よし、あの男を泊めてやるか。

『すみません。泊めてもらって。』

『いいですよ。』

『ここが私の家です』

『ここがあなたの部屋。』

『有難うございます』

『お休みなさい。』

---

男視点

---

『いやー親切な人で良かった。』

コンコン

『?無視しよ。』

コンコンコンコンコンコン

『うるさいしあけよ』

『開けるな!!!』

『女がいる。髪をざんばらにした女が!』

『ひ、怖い』

『1日ずっとその部屋に引きこもってろ!!!』

『はい!』

1日経過

『まだ、いる』

一週間後

『限界だ...。』

一ヶ月後

『・・・。』

ピーポーンピーポーン

『勝浦くーん無断欠勤は止めてもらいたい』

『鍵空いてる?』

カチャ

『勝浦君?』

ウワアアアアアアアアアアアアアア

『いやあ、高口君と勝浦が無断欠勤してるそうだね。』

『僕がいきます!新人の僕が』

『宜しく美濃君』

『高口さん、勝浦さん?』

『鍵空いてる』

カチャ

な、なんだこれ!!!ウワアアアアアアアアアアアアアア

この家は入るものを殺める家になってしまった。

~-~

速報です。タクシー運転手の勝浦正夫さん、高口京太郎さん、美濃順さん、蓬田礼一さんが

変死体で発見されました。死亡が確定したとのことです。

~-~

続編あります是非見てください!!!

Concrete
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