長い上にそんなに怖くないですが、自分が体験した気持ちになって読んでいただけたら幸いです。
これは小学校にあがる前の話です
ある日いつものように近所の1つ上の子と遊んでいると、その子が小学校に忘れ物をしたと言ったのです。
私も、もうすぐ小学生になるので
小学校までの道を覚えときなさいと親に言われてその子について行くことになりました。
小学校に行く途中、目の前の交差点の信号が赤になり止まってまっていました。
すると急に目の前が真っ白になりなにも見えなく、聞こえなくなりました。
しかし、不思議と怖いとかそんな感じではなく、春の木漏れ日の中にいるような
ほっとする気持ちなのです。
リラックスした気持ちでいると耳もとで女の人の声が
『M君(1つ上の子)は、もう行ってしまったよ。早く行かないと置いていかれるよ。』
とささやくのです。
【知らない道で置いていかれたら大変だ】
そう思った私は歩きだしました。
すると、キキーーッ!!という音が聞こえ
ハッとなると同時に真っ白だった景色が、さっきまでの交差点に変わり音も聞こえるようになったのです。
お分かりになったかと思いますが私は赤信号の横断歩道を渡ろうとして車にひかれかけたのです。
ただそれだけなのですが
そこの交差点はかなり事故がおこる場所らしく
事故にあった人は私みたいになったのかな…?と、今でもその交差点を通るたび思い出すのです。
怖い話投稿:ホラーテラー ゆ○す○さん
作者怖話