短編1
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ナイトゲーム

もう何年も前になるが、

当時サバイバルゲーマーだった俺達は、その日もゲームを行なっていた。

普段から夜間メインだった事もあり、その日もナイトゲームだった。

ゲームが進み、その時フィールド内で生き残っていたのは自分を含めた自軍2名・敵軍1名の計3名で雪も降ってきた。

敵までの距離約50m、相手が動くのを待っていた。

隣りの味方と話をしつつ前方を見ると、人影が見えた。

当然敵と判断して射撃開始。敵側からも射撃音が聞こえた。

しかし、当の人影は動かない。おかしいと思いながら見ていると、

ゆっくりと移動しながら林の中に消えていった。

その直後、敵の奴が俺達の正面に出て来た。

不思議に思い俺達も出て行ったら敵の奴が一言

「ここにいたのお前等じゃないの?」

敵に向って俺達

「お前じゃなかったの?」

双方

「じゃあ、ここにいたの誰だよ?」

雪が積もり初めていた。

雪の積もった地面を見ると自分達のブーツの足跡しかなかった。

以来、サバイバルゲームはやっていない。

神奈川県某所での出来事。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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