僕は、兄にいじめられている。
日に日にひどくなる一方だ
今日は12月23日、クリスマスの前日だ。
僕はたいして楽しみではない。
どうせ兄が壊してしまう
それなら貰わない方がまだましだ。
そう思っていた。
次の日、12月24日、
兄の部屋でもの音がする
異常にうるさいので見に行った。
そしたら、
赤い服のおじさんが赤い兄を白い大きな袋に入れていた。
「ヒッッ 」
ふいに声がでてしまった。
こっちを向いたおじさんがなぜかやさしく手を差し伸べる。
その手のひらには、
大きなプレゼントの箱があった。
その中には今まで兄に壊されたもの
すごい欲しかったもの、
たくさん入っていた。
僕は聞いた、
「なんでプレゼントをくれるの?」
おじさんは言った。
「よい子や不幸な子には
プレゼントを」
「悪い子やずるい子には」
「天罰を」
怖い話投稿:ホラーテラー 電タスさん
作者怖話