19の頃新聞配達してたんだけど、俺は団地を配ってたのね。
その団地ってのが、一棟が15世帯くらい、築何十年って古いやつ、
当然廊下や階段に電気なんかついてないんだよね。
始めたばかりの頃は怖かったけど、何ヵ月か経つ頃にはすっかり慣れていた。
そんなある日。
新聞は上の階から配りながら降りてくるんだけど、ある階の踊り場にさしかかった時、俺は絶句した。
真っ暗闇の中で何かがある、『いる』というより『ある』という感じなんだよね。
よく見ると20代前半くらいの女が倒れてた。しかもパンツ丸出しで。
「ちょっと、大丈夫?」
俺は声を掛けた。
『♪△☆◆※〒』
「え?なに?」
『♯℃▽♂$@』
女は完全にキマッちゃってた(笑)
「ポン中かよ・・・こんなとこでラリってたら犯されんぞバカが」
結局放置して配達続行したのだが、その後あそこで誰か死んだとかの話はなかったから無事だったのだろう。
あれから14年。
お姉さん、いまでも現役ですか?
クリーンになって結婚でもしてるかしら。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話