ある日、仕事を終え終電での帰り道のこと。
駅の改札の近くに、髪がボサボサで30歳後半の女がこっちを見ながらたっていた。
駅の近くは人通りはないが、ホームレスが多い町なので、物乞い目当てかと思い、
持っていたパンを投げてやり、家へと帰った。
すると、次の日
また
電車を降りると、女がこっちを睨んでいたので
これはヤバイと、パンをあげた自分に後悔しつつ、
走って家まで帰った。
その次の日からは、女に会わなくて済むように別の改札から出る様にした。
その出来事から、3ヶ月くらいが経ち
もう大丈夫だろうと思い、思いきって元の改札から出てみるとそこには、
自転車に乗っているあの女が・・・
ヤバイと思いとっさに走るも、とうとう追い詰められ
震える声で「一体、なんなんですか!!」と言うと・・・
女は一言、「ありがとう」と言うと去って行った。
それから、その女に会う事は無い。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話