これは僕の友達とその彼女に起きた実話です。
彼氏の名前をD、彼氏の名前をAとします。
ある日Dは彼女と酒を飲んでいたらしいんです。
12時を過ぎたあたりで、酔いをさましに2人で散歩に出掛けたらしんです。
Dは都市伝説やらオカルトの話が好きで、散歩しながら話をしていたらしいんです。するとAが、
「霊見たことないからみてみたい」
とDに言ってきたらしいんです。
だったら行ってみるかって話しになって僕の地元じゃ有名な心霊スポットの
“キシタケ城“
とゆう所に行ったらしいんです。
(同じ地域に住んでる人なら分かると思います)
酒の勢いもあってか、そのままのノリで行ってしまったらしいんです。
そのキシタケ城には、城跡に続く道が2種類あるらしいんです。
赤い鳥居があるあぜ道と、観光用に作られているであろう舗装された道があるらしいです。
DとAはあぜ道を登っていったらしいんです。
鳥居を過ぎた辺りの草影に、石が積み重ねられて置いてあるのをAが見つけたらしいんです。
(僕の地元じゃ“キシタケ様の呪い“とかで絶対にイタズラしたらダメと言われてます。記憶が曖昧でちゃんと思い出せないんですけど昔の戦で亡くなった方の何かだったと思います。)
Dはイタズラしたらダメだとゆう事を知っていたので、
「絶対に触ったりしたらだめ!」
とAに強く言ったらしいんです。
でもAは、
「Dと一緒なら怖くないから大丈夫だよ〜」と軽い気持ちで石を、蹴って崩したらしいんです。
Dは、ヤバい!と思って石はそのままにして、2人ですぐ家に帰ったらしいんです。帰ってもDは、キシタケ城の悪い噂をかなり知っていたので、気が気じゃなかったらしいです。
それから2〜3日は何もなかったらしいんですけど、その事があった4日目ぐらいにAが事故ったらしいんです。
事故とゆっても、車をバックさせてたらぶつけただけらしいんですけど。
Aは、運転が上手くて絶対にぶつけたりするような感じじゃなかったらしいんですけど、Dが話を聞くと、
「右のサイドミラーに何か見えた。気とられてたらぶつけた」
とAは言ったらしいです。
それから日に日に、Aはおかしくなっていったらしいです。
2人は毎日メールしてたらしいんですけど、Aのメールの内容が全く意味が理解できないような事ばかり送ってくるようになったらしいです。
Dも仕事があって、直接会ったりはしてなかったみたいですけど、AだけどAじゃないみたいな感じだったらしいです。
それからAは考えたい事があるからとゆって、実家に帰ったらしいんです。
Dは、Aが憑かれてるんじゃないかってずっと心配してたらしいんですけど、Aは、
「大丈夫」
てゆってたらしいです。
それからAは、仕事も辞めて実家に引きこもってたらしいです。
Dが会いに行っても出てこない。
メールも電話もこない。
実家に電話をしても、
「調子悪くて寝てるよ」
としか言われてなかったらしいです。
ところがある日、Aのお母さんからいきなり電話があって、
「今日、Aが久しぶりに化粧して出かけて行ったからD君のところに来てないかな」
と言われたそうです。
Dは会う約束もしてなかったんで、
「約束してないですけど、家で待ってみます」
と言って仕事も早退してAを待ってたらしいんです。
でも何時間待っても来なかったらしいです。
そして夕方までちゃんと繋がってたケータイがいきなり、
「おかけになった電話は現在使われておりませんー…」
になったらしいんです。
DはAの家に連絡して事情を説明したらしいんですけど、Aは家に帰ってなかったらしいんです。
それから警察に捜索願を出した何日か後に、Aのケータイが物凄く遠くの県で解約されてた事が分かったらしいです。
それから間もなくAが見つかったらしいです。
見つかったAはもうAじゃなかったらしいです…。
詳しくは聞けなかったんですけどDは今それが原因で精神病院に居ます。
Aは…一昨年地元の山で死体で見つかりました。
AとDは太ももにお互いのイニシャルを彫っていたらしいんですけど、AはDのイニシャルが彫ってある部分を肉が見えるぐらいまでぐしゃぐしゃにかきむしっていたらしいです。
Aが亡くなってすぐ、Dの太もものイニシャルの部分にも、変な痣みたいなものができたらしいんです。
今まで何もなかったのに、そこから膿みがでたりと変な事が続いたらしいんです。
Dは夜も寝れなくなってたみたいで、薬で眠っても夜中に、奇声を発してうなされているみたいです。
面会にに行った昼間はいつものDなんですけどどこかDじゃないみたいです。
ポジティブだったDが最近よく口に出してゆう事があります。
「最近Aがゆってくる。死ねて。死なな許さんて。絶対連れていくけんなて…。」
以上で話は終わりです。
Dも日に日にDじゃなくなっていっているような気がします…。
長文すいませんでした。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話