これは俺の家の中の話し
その日俺はいつも通りに寝ていた
そしたら廊下からバタバタと何かが暴れる音が聞こえてきた
(何だろう)と思いベッドから起き上がり部屋のドアを開け廊下を見てみると
そこには見上げるほどのでかさの白髪のじぃさんがいた
(何だコイツ!?)と考えてると
バシッ!何かが手にあたった(いてっ!)と思い視線を下に下げると
腰から下がなく手は3メートルあろうかというお化け?的なものがじぃさんに髪をわしずかみにされ引きずられていた
(どうなってんだ??)と考えてると
じぃさんとお化けは廊下のつき当たりの壁に消えていった
まぁ別に怖くもなくその後は普通に寝た
次の日その事を高校の友達のBに言ったら『なぁ、それって霊道じゃね?』Bは結構なオカルト好きなのでそういうのは詳しかった
霊道というのは読んで字のごとく霊の通る道のこと
(けどあのじぃさんは霊っぽくなかったな)とか考えながら家に帰った
でその日事は起こった
夜中に目が覚め(またか)と思い起きようとしたが起きれない、金縛りだ
(マジかよ)考えてたら
ズシズシと左側から歩く音が聞こえてきた、首が動いたので左を向いたら
昨日のじぃさんがいた(何で!?)と考えてたらじぃさんが手を伸ばしてきた
(連れてかれる!!)と思い必死で逃げようとしたが金縛りで体が動かない
じぃさんの手はすぐそこまで来ている
(もう駄目だ)と諦めたそのとき
手は俺を通り越した(何だ?)と思い右を向いたそこには血だらけの女が俺を睨んでいた
じぃさんはその女の首を掴まえ【すまんなさっき逃がしてしまったんじゃよ】と俺に言い女を引きずりながら部屋から出ていった
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話