夏の暑いそんなある日でした。
学生である僕は、夏休みに入り友達と遊ぶ毎日を繰り返していました。
今日も友達と遊んで
「じゃあねぇ〜」
「おぉ、また遊ぼうぜ」
と別れた帰りのことでした。
その友達の家は僕の家から遠く、電車で遊びに行っています。
その日も電車で帰り、駅 から僕の家まで歩いているとき、前から歩いてくる人がいるのに気が付きました。
僕は、
「わっ、あぶねー」
「気付いてよかった」
と思い、横にそれたつもりがなぜかその人は、僕の目の前にいました。
そのとき、僕は変な感じに襲われました。
今度こそぶつかりそうになり、
僕は、とっさに
「あ、すいません」
と言い足早に自宅へと向かいました。
家に着き、そのときの変な感じがなにかわからず、モヤモヤしていました。
そんなことがあってから、2週間程たったある日、
その日も友達と遊び、帰る途中でした。
またしても、その人は現れました。
僕は、すぐにそのときのことを思い出しました。
僕は、なぜか顔を合わせたくないと思い、下を向いて歩いていました。
すると、すぐに妙な感じがして、背筋がゾワゾワしました。
なぜなら、僕の影とその人の影が重なっていたからです。(僕の背後に太陽があるのにその人の影は僕の方へ伸びていました。)
「これは、マズい」と思った途端に動けなくなりました。
その人は、一歩一歩近づいてきます。
そして、その人は、僕にこう言いました。
「君の影おかしいねぇ。普通、逆だよねぇ。」
と言われました。
それだけ、言い残すと僕を通り過ぎ、どこかへ歩いて行きました。
僕には、何が何だかわかりませんでした。
怖くないかもしれませんが、僕が出会った奇妙な体験でした。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話