この話は、わたくしの母が15歳の時に体験した話です。
埼玉県蓮田市の某工場跡付近の公衆電話に、男子10人、母含め女子5人で、肝だめしに行きました。
一番霊感体質の母が、例の公衆電話に進入することになり、母は、心臓の鼓動を高鳴らせながら、公衆電話のドアノブに手をやり、
中に進入しました。
そして、母は恐る恐る、受話器を手にし、耳に近付けました。
すると、ダイヤルを回していない、受話器の向こう側から、
「う〜...、あ〜...」
という、女性の声が聞こえました。
そして、母は慌てて、持参したカメラで公衆電話の中を3、4枚を撮影し、最後に自分自身の姿を撮影しまいした。
そして、直ぐ様、表にでると、驚くべきことに、さっきまで、凍えるような寒さだったはずなのに、表にでると、 温かく感じたそうです。
「此処にいる霊は怒りを感じる。怖い感じがする」
と伝え、電灯もなく、真っ暗な道を一目散にバイクと車を発進させました。
やっとの事で、ひらけた高速道路に入りました。
一向におさまらない恐怖の中、
2、3人がこんなことを口にしたそうです...
「まさみ(母)ちゃんが、例の公衆電話に入った時に、すぐ横に白い人影が見えた...」
「すぐ横に女がいた。」
その時母は、早くここから
出たい気持ちがいっぱいで
慌ててカメラで、撮影
し、 一目散に出てきた
ものだから、その女性の例
を確認出来なかったそうです。
いや、敢えて確認しなかったそうです。
だから、確かに母には直ぐ
横に、相手の息遣いが感じる程、直ぐ横にいる何者かの存在は、はっきりとわかっていたそうです。
後日、現像された写真を
見た母は、脅迫した...
写真には、生々しく女の霊が写真から焼き付いていたからである。
先ず、母が自分を撮影した、写真には、母のすぐ真横に、肩まで髪を流した、白いワンピースを着た女が、はっきりと写っていたそうです。
もう一枚目の写真は、公衆電話の外部から撮影した一枚であり、
内部からガラス越しに手と顔を貼り付け、こちらを覗く、女の霊が、UPに写っている写真です。
皆は、その写真を見て、恐怖を覚え、女性一人にその写真を押し付けしまったらしく、
彼女は、毎晩熱にうなされ、金縛りに追われては、
しきりに何者かの視線に気にするようになったそうです。
もう彼女は、いてもたってもいられず、隣町の神社に例の写真を持参し、お坊さんに、その写真の御供養と御払いをしてもらいました。
それ以来彼女は、霊現象に悩まされることはなく、
今では、元気に生活を送っているそうです。
わたくしの母も今健在です。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話