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『ダダダダダダダダダダッ!』

短編1
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『ダダダダダダダダダダッ!』

予約しておいたホテルに着いた。

予想していたものよりもずいぶんと綺麗だ。

自分の部屋に着き、ひとまずシャワーを浴びた。

その後、テレビを見ながらビールを飲む。

疲れているせいか急に眠くなってきた。

ふと目が覚めた。

時計を見ると午前3時。まだ外は暗い。

「もう一眠りするか」

と寝ようとした時、上の部屋から、

『ダダダダダダダダダダッ!』

と部屋を斜めに走って行く音が聞こえてきた。

ビックリして呆然としているとまた

『ダダダダダダダダダダッ!』

と走る音がした。

こんな夜中に何なんだ、と腹を立てながらフロントに苦情の電話をいれると

「お客様の部屋の上の部屋はどなたもご宿泊いただいておりません。」

「どういうことだ?じゃあ今も続いているこの音はなんななんだ?」

すると急にピタッと音が止まった。

ふと聞き耳をたてると窓のほうから何か音がする。見てみると今度は窓の上から下までおじいさんが這って行った。

「ここはヤバイ!」

と思い、部屋を出ようとすると壁と床の間からぬうっと(分かりにくかったらごめんなさい)

おじいさんが出て来ようとしている。

ビックリして急いで部屋を出た。

フロントに着いてあれは何なのか問いただしてみたが全く話そうとはしなかった。

あのホテルでは一体何があったのだろうか・・。

怖い話投稿:ホラーテラー Lさん  

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