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短編2
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助けてくれた?

これは、私が実際に体験した不思議な体験です。

当時私は仕事の関係で、大阪にすんでおり、毎日仕事に追われていました。

疲れきって寝てる毎日だったのですか、ある夜不思議な夢を見ました。

取引先に電車で向かう私の前に、10才位の男の子が突然現れ、「そっちへ行っちゃ駄目だよ」と言うのです。

目を覚ました後も妙に印象に残っていましたが、仕事に追われている内に忘れていました。

そんなある日、見積りの為取引先に電車で向かう為、駅まで歩いていた私の前に、あの日夢に現れた男の子が居たのです。

「そっちは駄目だよ、行かないで」夢と同じ光景でした。

「えっ!?」と思いましたが、仕事があるからと言おうとした私は、自分の周りを見て驚きました。

人、車、風に揺れる草木、全て止まっているのです。

何が起きたか理解出来ない内に、私は目の前が真っ暗になり、目が覚めたのは病院でした。

過労から来る貧血という事で、点滴だけを済まし、その日は仕事も早退し家で安静にしていました。

その次の日の早朝でした、阪神淡路大震災が起こったのは…私自身も、物凄い地響きで揺れが来るより早く目が覚めましたが、何より驚いたのは、私が見積りで向かう取引先が神戸で、一泊する予定だったのです。

取引先の会社の社長は、この震災により亡くなりました。

もし、あの男の子が私の前に現れなかったらと思うと…あの男の子は一体誰だったのか、未だわかりません。

長文失礼しました

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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