短編2
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夢の中の壺

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私が見た夢の話、

誰かに話す程ではないからここに書く

夢の中で私は薄暗い山の中を車で走っていた

ふと、休憩しようと車を空き地に停めた時

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急に辺りが暗くなって助手席に気配を感じた

横を見ると異様な雰囲気の蓋付きの壺を抱えた女の子が座ってた

頭の辺りは黒いモヤの様なものがかかっていて

よく顔は分からない。

身体が動かなくなって、女の子は楽しそうな声で笑いながら

壺の蓋を開けようとしていた。

直感的にその壺を開けさせては駄目だ

開けさせてはいけない。

そう思った。

けど身体は言うことを聞かない。

女の子が蓋を開けた瞬間、、、

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空気がズンと沈んだ

一瞬気を失いそうになったが蓋を締めなきゃって思い

女の子方に身体をやるとそこにはもういなくて

かわりに私の膝の上にその壺はあった

蓋は手に持っており、急いで蓋を閉じた

と、同時に 遠くから声が聞こえて

shake

「ドッドッドッボォッボォッドッ…」

ヤバい…やばいやばいやばい

全身が痛む様な異様な雰囲気の奴がこちらに

近づいて来てる。

私は、これは夢だと何処か自覚していたので必死に目を覚まそうとお腹に力を入れて悪夢を振り切ろうとするが、

それが出来ない。

声はもうすぐそこまで来てる

shake

「ドッドッドッドッボォッボォッドッ」

あ、やばい車の中に居る

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そう直感した途端。黒い異様な何かが横に居る

そいつは急に静かになり。こちらを伺ってる様子だった。

すると……

「2度目はない」

地響きでもする様な声で私にはそう告げた。

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そこで思いっきりお腹に力を入れた所でようやく

目が覚めた。すごい汗の量でベタベタして気持ち悪かった

あれはいったいなんだったんだろう?

そもそも壺を開けたのは私じゃないのに理不尽じゃない?

色々思う所はあるけど、なんだか周りに話す様な内容じゃないし

ここに書くだけにしとく。

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