短編2
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予知夢

初投稿、私自身の30年前の話です。

当時二十歳の夏休み、大学の友人3人で1か月間北海道に車で遊びに行く計画を立てました。東北道を北上し、まだ全線開通していなかったと思います。青森あたりで売店のおばちゃんの話が方言で全く理解できなかったとか、面白エピソードは多々ありました。連絡船に乗り無事に道内到着後は、3週間程かけて反時計回りで道内1週のコースを順調に進めてました。

行程を半分以上進めたところで、交通事故(自爆)を起こしてしまったのです。私は交代で後部席で休んでいる時に、道を間違えたツカ先輩がスイッチターンのバックでなんと崖から転落。私は前歯2本をたぶん天井にぶつけて破損、他の二人は軽傷でした。警察の検証に立ち会いましたが、法面で高さ5メートルの崖を縦方向に2回転やらかしてました。けがで済んだのが不幸中の幸いだと思います。(憎っくきミラージュめ)3人ミーティングで電車移動にて旅行自体は継続しました。

事故後…私は脂汗を本当に流しました。…記憶が蘇ってきたんです。実は、旅行を始める前日まで3日間連続で前歯を折る夢を見ていたのです。3日間連続です。夢なんて普通はすぐ忘れるのに特殊な夢なので何でだろうと、起きても忘れずに記憶していました。この件は超能力でもパラレル系でもないのは分っていました。

その日の夕方には歯科で応急処置を終え(神経抜く)、一応実家には知らせねばと電話をしたら、母親が出てこちらがまだ話してないのに「大丈夫か大丈夫か」と聞いてくるので私がビックリしました。話を聞くと今は亡くなっている祖母が、今日突然「ひろしちゃんは大丈夫か!ひろしちゃんは大丈夫か!」としきりに聞いてきたとのこと。ことの顛末を母親に報告したら、烈火のごとく怒られました。「助かったのはご先祖様が守ってくれたから、感謝しなさい」と真面目に怒られました。

私自身も、夢の件と祖母の感の件はご先祖様だと信じております。感謝です。

実は母方の祖母、母、姉、私と霊感が多少あり、家系で時々出てくるようです。私自身は幽霊系金縛り系の体験は13~20歳が異常に多く、それ以降は徐々に少なくなりました。また機会があれば別の体験談を投稿します。

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