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短編2
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本屋で…

私は特に霊感とかもないので、この前実際に体験した怖い出来事を書きたいと思います。もしかしたら、怖い話ではないかもしれません。

この前、近所にある書店に行きました。私は雑誌コーナーで買うわけでもない雑誌を立ち読みをしていました。この書店は雑誌コーナーがレジの近くにあるのですが、10分ぐらいペラペラと雑誌をめくっていると、メタボなおじさんが店に入って来るなりレジに向かい、店中に響くような異常にでかい声で、

『アダルト雑誌はどこですか?』

と言いました。

もう私は爆笑したくなりましたが、レジも近かったので、必死にこらえました。

『こちらです、』

店員さんはおじさんをアダルト雑誌売り場まで案内し、さっさとレジに戻って行きました。

おじさんは私と同じ雑誌コーナーにいます。女性誌とアダルト雑誌は棚のはじとはじにおいてあるので、ある程度の距離もあったので、あまり気にもとめず、私はまた雑誌に目を通し始めました。

5分ぐらいたち、ふと横を見ると、さっきのおじさんが私の真横にいるではありませんか!しかもしっかり20禁の雑誌を持って。

私は気味が悪かったので書店を出ようと思い、雑誌をおき、さっさと出入口に向かいました、するとさっきのおじさんも私と同じように雑誌をおき、こちらにむかってきました。

私がビックリしていると、おじさんが必死に走ってくるではありませんか。私も逃げようとしましたが、あまり距離もなかったので、すぐに追いつかれてしまいました。

『君いくつ?』

「19ですけど…」

『お金欲しいでしょ?』

「いえ、いらないです!」

もうこの時点で、私は逃げようと走りだしましが、おじさんに手をつかまれ逃げるに逃げられなくなってしまいました。

『そんな冷たいこと言わないでよ。それにこんな遅い時間に若い女の子が1人で外を出歩くなんて危ないよ?』

「家近くなんで大丈夫です!」

『ならおじさんが送ってってあげるよ。』

「…………」

いつまでたっても手を離してくれないので、

「じゃあお願いします。」

と言って、相手がすきをみせた瞬間に手をふりはらい、猛ダッシュしました。高校時代はソフトボールをやっていたので、足には自信があり相手はメタボのおじさんだったのでおいつかれることはありませんでした。

家な無事帰りつき、疲労と安心から風呂に入ると、すぐに寝入ってしまいました。

翌日―

「あーあ、昨日は最悪だったなぁ」

私は学校に行こうと玄関を開けました。

『おはよう、昨日はひどいじゃないか。僕をおいていくなんて、同じアパートに住んでるのに…』

私がこのあとすぐに引越したのは言うまでもありません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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