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短編2
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ホームステイ先の出来事

中学の研修旅行でオーストラリアに1週間行ったときの出来事だが、その期間中に2人一組で三泊ホームステイすることになっていた。

私の行くことになった家は部屋が2つ用意されていて友達と別々に寝ることになった。

2日間はプールに行ったり買い物に行ったりと楽しく過ごしていて、異国の地で1人で寝るということにも慣れてきていた。

そして、最終日の夜、いつものようにシャワーを浴びて寝ようということになり、自分の部屋に戻ろうとしたがその日は友達に最終日だから一緒の部屋で寝ようと言われた。

友達の選んだ部屋は私の選んだ部屋とは違いベットが2つあった。

窓際のベットとクローゼットがすぐ隣にあるベットだ。

私はなんとなくクローゼットの隣にあるベットを選びました。

そして、友達と色んな話をしてそろそろ寝ようということになった。時計をみたらオーストラリアの時間で午前1時頃。

電気を真っ暗にしてベットに入ったが中々寝付けずに友達に話かけたがすでに寝ているみたいだった。

しかたなくめをつぶっていると、よく分からないがクローゼットの方からなにかがいる気配を感じた。

私は霊感とは無縁だったので、あまり気にせず、暗闇ということもあってクローゼットの方を見ることができなかった。

私は変な気配を感じつつもうとうとし始めた。

しかし、寝返りをうった時にチラッとクローゼットを見てしまった。

その時、私の眠気は完全にさめた。

なぜなら、しまっていたはずのクローゼットが開いていたからだ。

しかも、開いていただけではない。男がいた。暗闇なのにうっすらだったがこっちを見ているのが分かった。

男は少しずつ私の方に傾いてきた。

さすがに私はヤバイと思い、すぐに飛び起き電気を付けて友達を叩き起こした。

一緒にクローゼットの方を見ると閉まっていた、開けてみても人が入れるようなスペースはなく、友達からバカにされる始末。

仕方なくまた寝ることにして、ベットに入った。

今度は私のリクエストで豆電球をつけたまま寝ることにしたがそれがいけなかった。

私は見てしまったのだ友達の寝ているベットの下に男がいたのを。

そいつは私の方を見て笑っていた。

気付いたら朝になっていた。気を失ってしまっていたみたいだった。

すぐに友達を見たが、気持ちよさそうに寝ていてホッとした。

何事もなかったかのようにホストファミリーと別れ、飛行機に乗って日本に帰ったが、その飛行機の中で友達がこんな事を言ってきた。

友)お前、昨日の夜、俺の顔に息吹き掛けてたろ?

私)えっ!?俺は普通に寝てたよ。

この時私はゾッとした。

笑ってた男は存在していて部屋を動き回っていたことになる。

なにが目的だったのか今になっては不明だが、

あの笑っている男の顔は普通ではなかった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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