これは、実話で最近の出来事です。
それは、7月中旬の塾の帰り道での出来事でした。
僕は高校3年で、第1志望の大学に行くために、毎日のように塾に通っていました。
その日の塾は、いつになく勉強がはかどり、気が付くと22時をまわっていました。(塾は自習制だから時間は自由。)
すぐに、身仕度を済ますと、塾をでて電車に乗りました。
僕の家は少し田舎っぽいところにあって、近くに塾はありませんでした。
だから、塾へは隣り町まで電車に乗って行き来していました。
もちろん、自分家の近くに住んでる友達が、たまたま隣り町の同じ塾に行ってるなんていう偶然もなく、いつも一人きりで行き来していました。
だから、その日も塾からの帰り道、電車を降りて一人ぽつぽつと家まで歩いていました。
幼いころから、幽霊とかを信じていなかった僕も、このサイトの話を読んだりするようになってから、暗い夜道を一人で歩くことが怖くなっていました。
僕は、怖さを紛らわそうと、イヤホンを耳につけて音楽を聞きながら歩いていました。
いつもは電車を降りて歩いていると、帰り道が同じ方向の社会人ととかが2、3人はいるのですが、その日は人っ子一人いません。
普段見慣れたその道も、走って帰りたくなるほど恐ろしく見えます。
そんな気持ちを押さえて歩いていると、小さな古いアパートが見えてきました…
怖い話投稿:ホラーテラー おちいのちさん
作者怖話