スティーヴン・エイブラムス

１９９９年５月３日、カリフォルニア州コスタメサでの出来事である。一人の中年男がサウスコースト幼児学習センターの校庭に車で乗りつけて、拳銃を乱射し始めた。この惨事により２人の幼児が死亡し、４人の幼児と１人の保育士が重傷を負った。

　シエラ・ソト（４）

　ブランドン・ウィーナー（３）

　間もなく捕縛された犯人の名はスティーヴン・エイブラムス（３９）。後に終身刑を宣告されているが、その動機についての詳しいことは判っていない。ただ「合衆国政府に洗脳されて犯行に及んだ」とかワケが判らないこと申し立てているようである。

　また、コロンバイン高校銃乱射事件の直後の事件であることから、その影響が疑われている。いい歳のおっさんが無茶な高校生を見習って、無垢な幼稚園児を襲ったのならば、それこそ大問題である。