小学生の時に、ホラー漫画家犬木加奈子さんの本で、最後の数ページで知り合いで、葬式を出す家がわかる女性の体験談が載っていました。
その方法とは、葬式を出す1週間前になると、その家のどこかの窓が不思議に光るというものでした。
漫画の中でちょうど1週間目に亡くなったことが書いてあり、小学生の私には、とても見てみたいなあと思っていました。
そして私が高校生のある土曜日、夕方7時過ぎ、自転車で自宅に帰る途中のことです。
ある家の2階の一角にある窓がオカシク光っていたのです。
その部屋は私からみて少なくとも2つは窓があるのに、光がさしているのはその窓だけだったのです。
しかも
ひかり方がおかしく、部屋の中が電気で明るい感じではなく、窓枠が光り、外の壁まで光で明るいのです。
私はその時、まさかね…
と思い、忘れていました。しかし次の土曜日の朝、高校への道で多くの喪服の人を見て、先週のあの家を思い出しました。
もしかしたら・・・
感は当たり、先週光を見たお家でお葬式をやっていました。
でもあれから10年以上あの光を見たことがなく、葬式を当てることもありません。
もし、皆さんも、そんなへんな光り方を自宅の窓がしていたら気を付けてください。光の色は、オレンジでした。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話