昔、ある村に山がありました。その山は薄暗く、気味悪がって誰も近づきませんでした。
しかし、あるとき村の女が山へ行くといいました。何故かと聞くと、隣町に大事な用があり、隣町に行くためには、山をこえなければいけません。
村人は必死に止めました。しかし、女は本当に大事な用だからといってききませんでした。
なので女に護身用のナイフを持たせました。女は背中に赤ちゃんをしょいました。
女は山に登りました。行きは何事もなく、無事隣町で用事をすませ、山を下っていきました。
しかし、途中まで来たとき後ろから「おーい、おーい」という男の低い声がしました。怖くなった女は歩くスピードを速めました。しかし、声はずっとついてきました。
だから、女はナイフを後ろを見ずにおもいっき投げました。すると、声は止みました。
村に戻った女を村人は恐ろしい顔で見ました。どうしたの、と聞くと村人は後ろを指差しました。後ろを見ると赤ちゃんの首がありませんでした。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話