短編1
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人間の怖さ

付き合いだした頃の彼は、とても優しくて気がきく人でした。

そんな彼が大好きで同棲を始めたんですが、段々彼は豹変していったのです。

小さい喧嘩だったんですが、私に殴る蹴るは当たり前で首を絞められた時は

「こいつ呪ってやる」

って思いましたよ。

そんな日々が続き精神的に参っちゃった私は、包丁を取り出して彼を殺そうとしたくらい。

勿論彼の力で抵抗もできなくなり結局は私が殴られる。

たいかねた私は彼に別れを告げ実家に帰宅。

別れても彼への憎しみは消える事はなく、ずっと恨んでました。

半年が過ぎ、かかってくるはずのないあの彼から突然電話がかかってきたのです。

出ようか迷いましたがあまりにもしつこいので出る事に。

電話に出るなり

「おおお前、ストーカーはやめてくれよ!ベランダから覗いたり

部屋に呪ってやるって書いたりすんなよ!。」

勿論そんな事はしていない。

「そんなの知らないし、ちゃんと合鍵返したでしょ!」

そんな口論が続き私はハッと気付いた。

それは私の生き霊だと。

それを聞いた日から私の恨む思いは一層強まりました。

死ねばいいのに

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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