短編2
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路地裏

俺の友達にはクズ男のAがいる。そいつが体験した話だ。

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Aがバイトをサボってパチンコに行っている道中で少し違和感を覚えたらしい、、、

最初は何とも思わなかったのがじょじょにたくさんの視線を感じるというのだ

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ふと気づくと今歩いている路地裏がいっそう暗くどことなく寒さを感じた(真夏の猛暑だというのにだ)

流石に不気味に思ったAは少し早歩きで路地裏を通り過ぎた。すると急に人の歩く音が賑やかになりだした、そう今まで音が聞こえなかったのだ。

Aは不思議には思いつつパチンコを打ちに行った。

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Aがパチンコを終えて帰る途中またあの路地裏の前まで着いた。

さすがに行きの時にあんなことがあったので他の道から行くことにした。

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いくら進んでも進んでも

あの路地裏の前に来てしまう

最初は嫌だったAだったが不意に尿意が込み上げて来た。周りにコンビニはなく家が最も近かったので路地裏を通ることにした。

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路地裏に足を踏み入れた瞬間背筋が凍りついた

後らから4本のナイフのようなもので

頭、両手、背中を突き立てられている

見えもしないのに分かるというのだ

Aは立ち止まってしまった。

10秒ぐらい経った頃から急にナイフのようなものがふと消えた

それと同時にAも我に返った。

そして脳裏にこんなことが浮かんだ

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まだバレてない

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なぜそのように感じたのか分からないがとにかく本能的にそう感じたAはゆっくりと歩き出した。

ズッ ズッ ペタッ

ズッ ズッ ベタッ

明らかに後ろから"ナニカ"がついて来ている。とてもAをせかしているようだった

それでも歩き続けるA、"ナニカ"はどんどん近づいてくる

もう首に息が吹きかかるくらいにだ。

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あと3歩でもう出れる。それなのに足が動いてくれない

足が凍りついたようにその場から離れられない

それでもAはまだバレてないと思い叫ぶことも慌てるそぶりもしない

また10秒ぐらい経ってから急に足が動くようになった。ゆっくりと歩き始めるA

耳元で"ナニカ"がボソボソと何か言っている

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shake

シネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨシネヨ

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一歩あと一歩で出れる

何とか出れたAが振り返ってみると

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shake

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あーーーーーーー

きゃーーーーーーーーーーーー

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"ナニカ"がこちら見て叫んでいる。耳をつんざくような音だという

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後日その路地裏について調べると、ある事件があった

女子大生がその路地裏で体の4箇所をナイフで刺され殺されたという。しかも女子大生は後ろの男に気付き走り出した瞬間にだ

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