無駄に長いしあんまり怖くはないです
これは以前働いていた職場での事
その職場は6階建てのビルで、1、2階は繋がったお店、3階は倉庫兼事務所、4階と5階は小さな部屋にいくつかの会社が入っていて、6階はワンフロワぶち抜きの会議室になってました。
個人情報管理のため、3階以上のフロアに入るためにはカードキーと暗証番号が必要で、非常階段からフロア入るのも、各フロアのトイレ以外の個別の部屋に入るのも同様。
私の職場は3階の倉庫兼事務所でした。
あれは土曜日で、4階と5階はすべてお休みになっていて、私の職場も出勤しているのは5人程度でした(いつもは40人くらい)
仕事中トイレに行きたくなった私は、事務所を出てトイレに向かいました。
が、運悪く清掃中。
2階のトイレを借りようかと思ったのですが、どうせ上は無人だし、その方が早いと考えました。
階を移動するには、エレベーターかその横にある非常階段を使う必要があります。
なんとなく、その時は歩こうと思ったのです。
ドアを開け、4階に続く階段を上ろうとした瞬間でした。
バタンッ!!と上の方で扉が閉まる音がしたのです。
掃除の人か警備員かなぁと思っていたら、今度は、
ダダダダダダダダダッ!とものすごい勢いで階段をかけ降りてくる音が響いてきます。
この非常階段はひとつ階を上がるために途中に踊り場を作っているギザギザ状の造りで、吹き抜けがない狭いものでした。だから上から降りてくる足音の正体は私の位置からは見えません。
ただ、その足音は途中で踊り場を挟まなければならないはずなのに、ずっと一定の早さで降りてくるのです。これは人ではないと直感しました。
実は、このビルは新しいわりに色々と変な噂があったのです。
私は急いで3階のフロアに戻ろうと思いしたが、足音はすでに真上まで来ていました。
下手にドアの開け締めをしていたら、降りてきている何かと出くわしてしまいそうだと思い、急いで階段をかけ降りました。
落ちそうになりながらも2階まで行き、カードキーでドアを開け中に飛び込み、ノブを握りしめたままドアを閉じました。足音が近づいくる音がドア越しに聞こえます。が、3階から2階への踊り場に足音が差し掛かった時、ピタリと足音が止んだんです。上に戻るわけでもなく、下に行くわけでもない。ドアの向こうは静まりかえっていました…
すみません、疲れたので続きはまた明日にでも…
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話