これは俺が中2の頃に体験した話しです。
信じられないと思いますが、本当に怖かったんです。
通ってる学校が結構車の行き来が激しいのでいつも家の向かい側、工場の道から行き帰りしてたんですが、人通りも少なくとても静かでした。
PM5時頃いつものように帰っていたんですが、工場の機材置き場の方からキュエ…キュエ…と聞こえてきたんです。
何か動物かな?と思ってその日は普通に帰ったんですが、次の日もまたキュエ…キュエ…と聞こえたんです。
何故か凄く気になってしまい機材置き場を覗いてしまいました。
そこには全裸でスキンヘッド?の四つん這いの男が野良猫の腹に噛みついてたんです!
額から頭部にかけて血管が浮き出ていてとても気味悪く俺はその場から逃げるように帰りました。
家に帰って姉にさっきの出来事を伝えたんですが(親は共働きだったので家にはいつも深夜に帰ってきていました)信じてもらえず俺も勉強疲れで幻覚でも見たんだと自分に言い聞かせていました。
しばらくはうっとうしいですが車の通る道で帰っていました。
そんなある日友達の家でDVD借りて見る事になって2人で見ながら楽しんでいました。
ふと時計を見たら20時40分ケータイを見ると姉から今日は彼氏の家に泊まるから家の鍵ポストに入れとくからねとメールが入っていました。
今日も1人か…と思いつつ時間も時間だし急いで帰りました。
その頃にはもう1ヶ月前のスキンヘッドの男のことなど忘れていました。
急いでいたのもあり工場の道から帰っていました。
するとまたあの鳴き声がしました。
キュエ…キュエ…
その瞬間俺の脳裏にあの日の事が蘇りました。
怖くなり猛スピードで帰ろうとした時でした…
そいつは俺から10メートル程離れた場所でまた何かにかぶりついているんです…
ガリ…ボリ…ギチュギチュ…
目を凝らして見るとそれは何と人の腕でした!
もう俺はその瞬間動けなくなってそこで立ちすくしているだけでした。
するとそいつがこっちに気付きます!
俺は体を奮い立たせてチャリに乗り死に物狂いで友達の家に引き返しました。
友達の家に着くと、すぐにチャイムを鳴らし家に入れてもらいました。
友達も俺の顔色見て心中察してくれたのか真面目に話しを聞いてくれました。
次の日友達と一緒にその場所に行きましたが人の体どころか血痕すら残っていませんでした。
続きまた書きます。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話