ある日、俺は仕事の為にパソコンをひらいた。
するとデスクトップに
『XXX.JPg』
と、見覚えの無いファイルがあった。
何だろうと思って開くと、そこには見覚えのある写真があった。
これは綺麗な夕焼けを映した写真で、見た目は綺麗だが、撮影者の影が写っていて、そこまで上手い写真じゃ無かった。
『ふーん』と思いながらその日は写真を削除した。
それから暫くしてまたパソコンをひらいてみると、削除したはずの、
『XXX.JPg』
がデスクトップにあった。
少し不思議に思いながらも、その日は写真を、ゴミ箱にいれた。
そしてまたパソコンをひらいた。
するとそこには、ゴミ箱にいれたはずの、『XXX.JPg』がまたデスクトップにあった。
『あれ?』と思ってると、あることに気が付いた。
『夕焼けってことは、太陽はあっちにあるはず!』するとあるものが目に入った。
『…もしかしてこれ(手)?』
そこには子どもの手が写っていた。確かにさっきまで手は写って無かった。
俺は急いでパソコンを消した。
でも、仕事があるから、どうしてもパソコンをつけなければならなかった。
『もう絶対あのファイルをひらくもんか!』
そう思いパソコンをひらいたら、いきなりその写真が出て来た。何も操作して無いのに。
そしてあるものを見てしまった。なんと手が上下に動いていたのだ。
いくらマウスを動かそうとしても反応しない。
俺は急いでパソコンを強制終了をした。
そしてパソコンを買い替え、古い方を捨てた。
後日、俺と友達は夕焼けの見える場所に遊びに行った。写真の風景ににたような場所だった。
その帰り、俺達は事故を起こした。幸い死にはしなかったが、大怪我をした。
あの写真は何かの呪いなのか、それとも警告だったのかは今でも謎である。
怖い話投稿:ホラーテラー 初コメハンターさん
作者怖話