これは私が実際に体験した話です。
あまり怖くないです。
誤字脱字・表現の不適切など読みづらい点が多々あるかと思いますがお許し下さい。
その時私は中学二年生。
祖父がなくなってから三年が経っていました。
タイミングが悪かったのか、なかなか祖父のお墓が建たず、やっとお墓の工事が進んでいるとの事でした。
(詳しい事情は子供だったため、よくわからなかったのですが…)
ある夜の事でした。
寝苦しくてなかなか眠れず、ぼーっとしながら3時くらいまで起きていました。
すると、襖の方(和室で寝ています)になにか視線を感じるのです。
私は今まで少しだけ、霊的な体験をした事があったので見えたら嫌だな…と思いながらも、視線の方に目をやると、完全にしまっていた襖が開いていて、その向こうから誰かが覗いていたのです。
私はなぜだかその時、おじいちゃんだ!と直感しました。
どうしたんだろう、と思いながらじっと祖父を見ていると、いつの間にか祖父が和室の中に入って来、私の腕を引っ張りはじめたのです!
私は布団からズルズル引き出され、怖くなり『おじいちゃんやめて!』と必死に叫びました。
すると祖父は、手を放し、悲しい顔をしながらまた和室の外に立っていました。
そこで私は気を失いました。
翌朝、どうしても気にかかったので、田舎の祖母に電話で祖父が来た事を話したら、祖父を見た日にちょうど、お骨を納骨堂に納めたとの事でした。
腕を引っ張った理由としては、私が小さい頃、祖父はよく私の手を引っ張って『遊ぼう』とかまってくれていたらしく、その時のように祖父は私と遊びたかったのでは…という事だそうです。
『まぁ、いっつもおじいちゃんが手を引っ張ると怖がって泣いてたけどね~』
と祖母から聞いた時、祖父が悲しい顔をした理由がなんとなくわかりました。
それ以来祖父が私の目の前に現れた事はありません。
怖い話投稿:ホラーテラー 不思議女さん
作者怖話