三年位前の話です。
その日は前日から降り積もった雪で会社へは行かず自宅待機していました。
(九州なので雪に慣れてないのです)こたつに入りテレビを見ながらうとうとしていました。
朝九時半過ぎだったと思います。
私の居る居間のちょうど真上(私の部屋)からドスンッと大きな音が聞こえたのです。
何か部屋で物が落ちたのだと思い、二階の自室へ行ったのですが何も落ちた形跡はなく、倒れるような物もありませんでした。
おかしいな?と思いつつもまた居間に戻りました。
三十分経った頃、またドスンッと二階の部屋から音がするのです。
それが頻繁に三十分置き位に起こりました。
それも何か物が落ちたような音でなく、人が跳びはねたような音だと気付きました。
私は恐ろしくなりましたが外は雪だし、どこに行きようもありません。
お昼も過ぎる頃には慣れてきて母の帰りを一人で待っていました。
三時頃母親が帰って来ました。
私は朝からのいきさつを話しました。
そして直後ドスンッと跳びはねたような音が二階から聞こえました。
母親は怖がりましたが二人で二階に行きましたが、何もありません。
それから音に異変が起こったのです。
ドスンッの後にズルズルッと床をはいずる音が加わりました。
しかも音のする間隔も短くなってきました。
母親はひたすら怖がっていました。
私も何かが自分の部屋ではいずり回ってると思うと気持ち悪くなりました。
その後夕方五時位までそれが続きました。
未だになんだったのかわかりません。
因みにその日自室で寝ましたが、何も起こりませんでした。
怖い話投稿:ホラーテラー かなぽんさん
作者怖話