おばさんは
自称 見える人
親切心から
悪いモノが憑いてる人には
通りすがりの人にも
声をかけた
もちろん
誰も信じない
キチ○イ扱いされる
ある日 帰宅途中
ゆっくりと走る
自転車とすれ違った
運転してるのは
同じ歳くらいのおばさん
過去に見たコトがない程
凶悪なモノ
自転車のカゴに
女の生首
ソレが運転してる
おばさんを睨んでいる
コレはヤバい…
しかし言っても
信じてもらえないだろう
狂人扱いされる…
…いや、あの人
命を落とすかもしれない
意を決して
声をかける
『あの…すいません…』
自転車が止まり
振り返るおばさん
『あのですね…』
自転車のおばさんは
無表情に
言葉を打ち切るように
『分かってますから…』
怖い話投稿:ホラーテラー 悪魔とダンスさん
作者怖話