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短編1
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転んではいけない村

昔なにかで読んだ記憶を頼りに書きます

あたり一面夕陽に染まった廃村

地面には数え切れない程の屍が横たわっている。

その服装は着物を来てるもの、パジャマを着てるもの様々で時代に統一性が無い

ふと後ろを振り替えると、屍の中に七五三のような着物を着た女の子が二人並んで立っている。

二人は顔が瓜二つで一目で双子と解る

近づくと女の子の一人が

「早く目を覚まして」

もう一人が

「ここは転んではいけない」

と言う、時間の感覚がなくいつまでたっても夕陽は沈まない。

不意に女の子の一人が足元の屍につまづき転んでしまう。

女の子は一瞬絶望的な表情を見せ

「ギョアアアアアアアァ」

と奇声をあげ肌がみるみる紫色に変色していく。

もう一人の女の子は真顔でその光景を見ているだけだ

女の子はそのまま、横たわる屍の一つとなり動くことはない

共通夢

この夢は多くの人が見る夢で誰でも見るものらしい、

しかしこの夢を見たと証言した人は多いが夢の中で転んだと言う人はいない

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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