これは小学校の頃に体験した出来事です。
夏休みになると朝にラジオ体操しますか?
無いところもありますが…
うちの小学校は体操カードがあり参加した日はスタンプを押してくれます。それを二学期初めに提出します。
朝体操に行くんですが、それをする場所がお寺の境内でした。お寺なのでお墓もあります。
時間前になるとみんな集まってきて始まるまで時間があるので友達と遊んだりしてました。
ある日いつもの様に遊んでたのですが友達Aが度胸試しやろうぜとゆうことになりみんな賛同しました。
Aが「お墓に穴あいてるとこあるからそこに手入れられるぅ?」とみんなに言ってきました。
その穴とは骨壺を納める穴で、穴を塞ぐ石が少しズレて空間が見えてました。
「俺は無理」と即座にみんな答えました。
「じゃあ俺やってみるね♪」とAが穴を塞いでいる石をどかしその穴に手を突っ込みました。
「ぅわぁっ手抜けないっ!」
Aは焦った顔してみんなに言いました。みんな急いでAに近寄ると
「うっそぴょぉ~ン♪」とおどけたのでなんやねんと思いつつもみんな笑ってました。
そろそろラジオが体操始まる時間なので境内に戻ろうという事になり戻ろうとしたその時です…
「まっ、待って、ちょっ待ってくれぇ~っ」後ろの方で声がしました。
みんな振り返るとAがお墓にまだ手を突っ込んだままもがいてます。みんなまたかと思い早よ来いやと促します。
でもさっきとは様子が違います。
Aは物凄い焦った顔をしながら「手掴まれてるから助けて」
「はぁっ?」みんなそんな事ないやんてな顔をしてAを見てると「早く、早く引っ張って助けて」とAが言ったのでみんなでAの腕や体を引っ張りましたがみんなバラバラに引っ張っていたので力が入らずなかなか抜けなません。
仕方なく声を合わせてせぇ~のとAをひっぱるとドサッとみんな地面に尻餅をつきまました。
Aは「ふぅ~助かったぁ~っ」と額の汗を拭ってました。
突然何人かが「A~っ、手首見てみろ手形ついてるぅ」と言ったので見てみるとマジで掴まれた後がついてます。指の跡とか鮮明に…
僕らは怖くなり急いで石を戻してお墓に「ごめんなさい…」と手を合わせて謝り急いでラジオ体操に戻りました。
Aは最初のうちはちょっと放心状態でしたが体操して落ち着いたのか普段のAに戻っていました。
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その夜僕は変な夢を見ました。
何かに追いかけられてるのですがそれが何なのかわかりません。
その何かを振り切りやっとの思いで一軒家に逃げこみました。
その一軒家には昨日の仲間達がいたのですが皆同じ様にその得体の知れない何かから逃げてきてここに隠れてるといってました。
Aがみんなバラバラに隠れようぜといったその時です。突然Aの後ろに真っ赤な着物らしきものをきた老婆が現れAを見下ろしています。
僕達は恐怖におののき我先にと逃げ出した瞬間に目が覚めました。なんや変な夢やったなぁ思っていました。
その日朝…昨日の仲間達が集まっています。僕もその中に加わりました。
何の話しをしているのか聞いてたらみんな同じ夢をみたそうです。内容も全く一緒でまさに僕がみた夢と同じです。
さすがにこれにはびびりました。みんなもう一回お墓に謝りに行こうとゆうことになり謝りにいきました。
謝り終えた後、ふとAがきていない事に気付きました。
みんなにAの事を聞いても今日はまだみてないよといっていました。
帰りにみんなでAの家にいってみようとゆうことになり境内でラジオ体操を始めました。
みんなラジオに合わせて体操をしていた時、突然ラジオからノイズが入り始めて嗄れた声で「Aを連れてく…」
「えっ!」と僕達が驚いてると周りの人達も聞こえたようで皆驚いてます。
僕達はヤバい事になったと思いそのお寺の住職に事の一部始終を話しました。こっぴどく怒られたのはゆうまでもないです。
そして住職を連れてAの家へ行くとAは昨日の夜から高熱をだして医者に熱冷ましを処方してもらったけど熱は下がらず上がる一方だとAのお母さんが教えてくれました。
住職がAのお母さんに事情を説明し僕達もAの元にいってお経を唱え始めました。唱え始めたらAが余計苦しそうに悶え暴れ始めた。
お経唱え終わり最後にお経の本でAの背中を強くバシッと叩くとAは崩れ落ちるように倒れました。
住職がゆうにはお盆が終わる頃にはAは向こうへ持って逝かれるとこだったといって皆に塩を振りまきました。
僕達はもうこんな事はしないと泣きながら約束を交わしAは「ごめんなさい」と何度も泣きじゃくっていました。
Aは無事熱も下がり(朝のうちに) 今でも元気です。
これで終わりです。長々とすみません
怖い話投稿:ホラーテラー MICHAELさん
作者怖話