これは小学生のときに先生が話してくれたものです。
話の舞台は図工室。
A君とB君という図工が大好きな男の子がいました。
ある日、図工室に残っていた時のこと。
図工室は1階の端っこで、真上は音楽室、職員室からは離れているため、先生の目が届かない場所でした。
そんなこともあり、A君とB君は先生のいない図工室で‘かくれんぼ’をしました。
A君が鬼でB君が隠れました。A君が数えてる間に、B君は図工室の机の陰に隠れることにしました。
……29、30。行くよー!
A君は探しはじめました。けれど、全然見つかりませんでした。
A君は図工室の近くに部屋があることを思い出しました。そこにいって扉を…
「あれ?開かないぞ!?」「Bがいるのかな?」と思いましたが、ふと気がつくとB君の荷物がないことに気がつきました。
『なんだよ!帰ったのかよ!』と思い、A君も帰りました。
―次の日―
B;「おっはよー!…あれ?Bは?!」
友達;「あっおはよ。Aも知らないのかぁ。一緒にいると思ったのにな。」
先生;「えー、皆、席につけ。今日はお知らせが1つ。昨日からBが行方不明だ。昨日家に帰ってきていないらしい。みかけたら、すぐに知らせるように。」
その瞬間、Aはビクッとした。昨日、先に帰ったんじゃないのか?!でも図工室にはいなかったし。…てことは……あの、開かなかった…開かずの扉の中に?!そうだとしても、家に帰らないことはないはずだ。鉄の扉たが、一人でも開けられるし。
Aの頭の中はゴチャゴチャになった。
しかし、その後も見つかることはなかった。。
図工室には沢山の白い彫刻がある。そのうちの一つは、ガラスのケースに入っていて、いつも、図工の授業を愛おしそうに見ている。そして夜には青い涙を流し、「ここから出して…僕も図工の授業がしたいんだ…」と歎き悲しむ。
この話の直後、皆は一斉に友達と話しはじめた。私が通っていた小学校は、図工室が一階、真上は音楽室で、職員室は遠い場所にあり、彫刻が沢山。
また後日、確かに男子たちが‘開かずの扉’を見つけているから。。
読みづらく、つまらない文を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
怖い話投稿:ホラーテラー Sugarさん
作者怖話