昨日の夜、バイトが終わって帰る途中、街灯の下で何か探している女の人がいました。
私は、手伝ってあげようと思い、女の人に聞きました。
「何か探し物ですか?」
すると女の人は、こちらを見ることもしないで答えました。
「めがね…」
ああ、めがねか。
私は一緒に探しました。
しばらく探しましたが全然見付かりません。
私はもう一度、どのあたりに落としたのか聞こうと思い、女の人を見ました。
そして、私はそのまま凍りついたように動けませんでした…
女の人には、両目が無かったのです…
目がある部分には、窪んだ穴が2つあるだけでした…
両目の無い顔を私に向け、女の人は言いました。
「目がね……無いの…私の…目が…」
悲鳴を挙げ、とにかく逃げました。
今日、聞いた話ですが、少し前にその場所にあるビルから、若い女の人が飛び降り自殺をしたそうです。
その時に、目が無くなってしまったのでしょうか?
とにかく私は、二度とその道は通りません。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話