「雪山の惨事」「そういえば」を投稿した者です。
人生で一番考えさせられる話をコピペ。
興味本意で見るのはキツイかも。
あるサラリーマンが外回りに出かけた時の話。
いつもの如く昼寝場所に向かった。
ピピピピピ。
ん?
○○さんからメールだ!・・・・・。
なんだよ。空じゃんか!なんですか?・・・・・返信。
ごめん。・・・・・変なの。まぁいっか。俺は特に気に留めず車を走らせていた。
と、○○線の踏み切りに差し掛かったところで
見覚えのある後姿を発見。あれ?○○さんじゃぁ・・・。俺はあわてて窓を開けて叫んだ。○○さーん。
・・・・・。
反応なし。おかしいなぁ。すると、ちょうどと言うか警報機がなり始めた。俺は人違いをしたのかと思い、少し恥ずかしくなっていたがどう見ても○○さんらしき後ろ姿を確認するように見ていた。
しかし、その後姿は全く振り返ろうとせず、前のほうを向いている。
おかしいなぁ、どう見ても○○さんだよなぁ。
○○班長。俺の課のトップセールスマン。彼に掛かったら、くそまずいチョコレートだって役に立たないプログラムも、全く面白くないゲーム版もヒット商品の如く売れ行き抜群のものに変わるくらいの人。
会社じゃ、自動販売機って呼ばれている。だけどそんなとこ全く鼻にも出さずだめ営業マンの鏡の俺にも色々教えてくれる本当にすばらしい人、いや尊敬すべき大先輩である。
そんな人を見間違えるはずもないのだが、声も聞こえているはずだし・・俺はほんのチョット勇気を振り絞って、クラクションを鳴らしてみた。
パパーン。
しかし振り向いたのは、遮断機の手前で待っている知らないおばちゃん2人。
なんだよ、シカトかよ!さすがにむかついていた。あのばばぁ達だって振り向いてるのに、わざと向かないのは明白。
なんか気に入らないこと言ったかなぁ・・。
そんなことも考えていたが、その後姿の背中がよじれ始めた。
ゆっくりと。
やっぱり○○さんじゃんか!俺はガキのように手を大きく振って見せた。
しかし、それには反応せず、いや反応と言うより表情が全くなかった。
俺はなんか凄く嫌な気分になった。
1秒、2秒・・・。
一瞬だったような時間だが回りの景色が止まった気がした。
○○さんが振り向きざまに遮断機の中に入っていってしまった。
後半へ
怖い話投稿:ホラーテラー マンサイサイさん
作者怖話