昨夜の出来事をお話します。
皆さんが投稿されているような、怖い話ではないと思います。
※長文につき、お付き合いいただける方は一読下さい。
前持って補足しますが、私の主人は霊的なものが分かる&見える人です。
私は見えないものの、気配や音は分かります。
いつもより早く帰宅した主人と、夕食後たわいもない話をし、寛いでいました。
会話の中で、息子→乳児です
の話題となり、初めは最近の成長ぶりのことなどを話していたのですが、おもむろに主人が
｢そういえば、この間ﾘﾋﾞﾝｸﾞにこの子と二人でいたとき、おもちゃ片手にあやしていたらさ。
どなたかが近くにいらっしゃって、この子を覗き込むようにぐっと近付いてきたんだよ。
で、おいおい！待てよ〜と思って、抱き寄せようとしたら、こいつがﾊｲﾊｲから立ち上がるような勢いつけて両手をﾊﾞｯと振り上げたのね。
そしたら、その人がﾋﾞﾋﾞって逃げるようにどこか行っちゃったんだよ〜。あれはほんと驚いていた！『えっ！？』みたいな表情していたもん。
自分的には、そっちのほうが意外過ぎて、そんなこともあるのか〜と思ったね。｣
息子は単に遊びの延長で、いきなり身を乗り出すそぶりを見せた主人に、手を伸ばしはしゃいでいただけのようで。
それがたまたま追いやる結果となっていた…と。
苦笑しながらも、夜にそういう話題は止めてよ〜と思いつつ、話の一つとして気にとめることなくいました。
そして、深夜。
息子が寝付き、そろそろ授乳で起きるころかな？という時間。
案の定ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞしながら目を覚まし、ひとしきりのお世話をして、また眠りだしたので、では私もと横になりました。
すると、隣のﾘﾋﾞﾝｸﾞで激しいﾗｯﾌﾟ音がたてつづけに鳴り響きました。
乾いた大きな音で、眠っていた主人も気付き
｢なに？なんだろね？｣と、しばらくじっとしていましたが、音に驚いたのか息子が泣いて起き、いつまでもｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞしていました。
あやしていると、いつの間にかﾗｯﾌﾟ音は止み、息子もまた寝はじめました。
主人は｢もう寝よ寝よ｣と、ﾀｵﾙｹｯﾄを被りすぐに寝てしまったので、私もあまり気にせず眠ろうと、また横になると、
とたんに誰もいないﾘﾋﾞﾝｸﾞに間接照明のような、薄ぼんやりした明かりが点滅し始めたのです。
消し忘れ？
いや、それはない。
あんな色の照明は…どこにもない。
しかもどうして点滅してるの？
ここはﾏﾝｼｮﾝ10階だし、隣接する建物はないし。
え？なに？
など？？？と考えつつ、身体を起こそうとしたら、いきなり身動きできず…。
激しい耳鳴りが始まり、どこか動かせないかと試してみると、左手と顔はまだかろうじて動きました。
見えないのですが、確実に何かがﾘﾋﾞﾝｸﾞから近づいて来ている気配を感じ、とっさに夜の主人の話を思い出しました。
子育て中の方は分かると思われますが、子供が夜泣きで起きたら、ひたすらなだめたりあやしたりと、眠いときにはかなりﾛｰな気分になりますよね。
ここで、また起こされてはたまらん！
何より私もめちゃめちゃ眠い！
妨害するとはﾑｶつくことこの上ない！
ﾑｷ〜（怒）
と、とにかく怖いよりも腹立たしさが先立ち、
｢また(息子を)起こすなよ〜っ！一体なんなのよっ！｣
動く左手で宙を振り払いました。
ぶん殴るに近い感じ…ですかね。
すると点滅が消え、いつも通りな様子となり、身体も自由になったのです。
動いた安堵よりも、睡眠妨害された怒りのほうが勝り、
｢ようやく眠れるわ。もう邪魔しないでよね！｣
と、ﾌﾟﾝｽｶしつつ眠ってしまいました(汗)
そして今朝
主人に
｢なんか夜中にお前怒ってなかった？｣と聞かれたので、
あ〜そうそうと一連のことを話すと、
｢その前にﾗｯﾌﾟ音してたでしょ？夜中だったし、怖がらせるのも悪いから言わなかったんだけど。
あの時、この子に払われた人がまた来ていたんだよ。
よくわからないけど、寝てるときならちゃんと見れると来た感じでさ。
でも、前みたいに近付いて来ないで、離れたところから眺めていたから、悪さはしないのかな？と思ってね。何て言うか、そこにいるってだけだったし。
自分も眠かったからうとうとしたら、お前がなんか怒ってるから、寝ぼけながらもそっちに振り返ったんだよ。
そしたら、その人がまたさ〜っと逃げるようにどこか行っちゃって…。
息子のみならず、お前にまでも追い払われたんじゃ？(笑)｣
こちらは笑い話ではなく、とにかく寝たい！眠たい！寝かせて！
と、真剣に怒りがあったので、主人の話を聞いて
｢だったら、あなたがなんとかしてくれたらよかったのに〜｣と、気付きつつも傍観していたことに、それはないでしょ！？とﾂｯｺんでしまいました。
もう訪れてくれるな〜
と、願う私でした。
主人いわく
深夜にﾏｼﾞ切れして怒る私のほうが、怖い((ﾟДﾟll))
そうです…。
怖い話投稿：ホラーテラー ゆっきぃさん
作者怖話