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短編2
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いつも投稿させてもらっている者ですが、また私が体験した話を投稿させてもらいます。

実話なのでオチはなく、怖くない上に長いのですが、自分が体験した気持ちで読んでいただければ幸いです。

その日は、仕事が休みで

『たまには、家でゆっくりするかな』

そう思いベッドに寝転び

昼寝をすることにしました。

横になりしばらくすると

急に金縛りになりました。ただ、まだ時間がお昼と言うこともあり

それほどの恐怖などはなく『体早く動かないかな?』くらいの軽い気持ちでいました。

するとどこからか

老人か子供かわからない声で

「カナハチ、タタタン(手を叩く音)、3分後…」

「カナハチ、タタタン、夜の道…」

「カナハチ、タタタン、家の前…」とリズムにのせて、よくわからないことを言っているのが聞こえてきました。

その瞬間、立ち眩みをしてクラクラするような

頭も体も自分のものでなくなったような、今までにないくらいの強烈な感覚に襲われました。

能が麻痺したように、うまく考えることもできません。

しだいに、意識まで遠のいて来た頃

『逆を言え』頭の中に直接そう聞こえました。

しかし、声もうまく出せない私は心の中で

『カナハチ、タタタン、3分前…』

『カナハチ、タタタン、朝の道…』と思うようにしたのです。

すると、だんだん体を支配されている感覚が薄れてきて、そのまま続けていると

体から弾き飛ばすような感じで支配されている感覚が消え、金縛りもとけました。

それから今のところなにもありませんが

もし、またあの声が聞こえてきたらと思うとゾッとします。

怖い話投稿:ホラーテラー ゆ○す○さん  

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