いつも投稿させてもらっている者ですが、また私が体験した話を投稿させてもらいます。
実話なのでオチはなく、怖くない上に長いのですが、自分が体験した気持ちで読んでいただければ幸いです。
その日は、仕事が休みで
『たまには、家でゆっくりするかな』
そう思いベッドに寝転び
昼寝をすることにしました。
横になりしばらくすると
急に金縛りになりました。ただ、まだ時間がお昼と言うこともあり
それほどの恐怖などはなく『体早く動かないかな?』くらいの軽い気持ちでいました。
するとどこからか
老人か子供かわからない声で
「カナハチ、タタタン(手を叩く音)、3分後…」
「カナハチ、タタタン、夜の道…」
「カナハチ、タタタン、家の前…」とリズムにのせて、よくわからないことを言っているのが聞こえてきました。
その瞬間、立ち眩みをしてクラクラするような
頭も体も自分のものでなくなったような、今までにないくらいの強烈な感覚に襲われました。
能が麻痺したように、うまく考えることもできません。
しだいに、意識まで遠のいて来た頃
『逆を言え』頭の中に直接そう聞こえました。
しかし、声もうまく出せない私は心の中で
『カナハチ、タタタン、3分前…』
『カナハチ、タタタン、朝の道…』と思うようにしたのです。
すると、だんだん体を支配されている感覚が薄れてきて、そのまま続けていると
体から弾き飛ばすような感じで支配されている感覚が消え、金縛りもとけました。
それから今のところなにもありませんが
もし、またあの声が聞こえてきたらと思うとゾッとします。
怖い話投稿:ホラーテラー ゆ○す○さん
作者怖話